ヒゲおやじ先生の脳コラム

2019.02.21

運動は脳にも大事です

運動は大事だということはみなさんご存じでしょうが、なぜ大事で、どのくらい必要かを、今回はくわしく説明しています。ぜひお子さんの成長にお役立てください。

体のために必要な運動

昨年、2018年版の米国の新しい運動ガイドラインが発表されました。運動と、疾病・死亡・健康・認知機能などの関連において、蓄積されたデータに基づき、どの年齢でどの程度の運動をすべきかを示したガイドラインです。
それによると、「3~5歳は1日中動き続けるべき」、「6~17歳は1日に少なくとも1時間の〝ほどほど~きつめ〟の運動をする必要がある」、「成人は週に2時間半~5時間の〝ほどほど~きつめ〟の有酸素運動、または週に1時間15分~2時間半の〝きつめ~強烈な〟運動が必要。加えて、週に少なくとも2日は筋トレが求められる」、「高齢成人は平衡感覚を鍛える訓練(片足立ちなど)を日々の運動習慣の一部とする必要がある」とのことです。
米国で早死にする人の要因の10%は有酸素運動不足と関連するので、このくらいは運動しましょうということだそうです。

脳の発達のために

最近はそうでもないですが、ひと昔前だと、教育熱心な保護者ほど、塾など知的な習い事には熱心でも、子どもの運動には無頓着、ということが少なからずありました。
しかし、幼児ポピーでおなじみの栁澤秋孝先生らの実証的な研究もあり、今ではむしろ、脳の発達のためにこそ幼児期の運動が大事だと考えられています。また、認知症や認知機能低下予防の研究が進み、有酸素運動や筋トレが、頭の働きを保ち、認知症を予防するのに大事であることが知られるようになりました。今では、頭のために、脳のために運動を、というのも当たり前になってきています。
お子さんと一緒に保護者の皆さんも動き回れば、成人に必要な、週に2時間半~5時間の〝ほどほど~きつめ〟の有酸素運動も達成できます。

幼児期の各年齢での運動の目安

文部科学省は幼児期運動指針で各年齢での具体的な運動についてこう述べています。

3歳から4歳ごろ

屋外での滑り台、ブランコ、鉄棒などの固定遊具や、室内での巧技台(とびばこなど)やマットなどの遊具の活用を通して、全身を使って遊ぶことなどにより、立つ、座る、寝ころぶ、起きる、回る、転がる、渡る、ぶら下がるなどの「体のバランスをとる動き」や、歩く、走る、はねる、跳ぶ、登る、下りる、這う、よける、すべるなどの「体を移動する動き」を経験しておきたい。

4歳から5歳ごろ

なわ跳びやボール遊びなど、体全体でリズムをとったり、用具を巧みに操作したりコントロールさせたりする遊びの中で、持つ、運ぶ、投げる、捕る、転がす、蹴る、積む、こぐ、掘る、押す、引くなどの「用具などを操作する動き」を経験しておきたい。

5歳から6歳ごろ

ボールをつきながら走るなど基本的な動きを組み合わせた動きにも取り組みながら、「体のバランスをとる動き」「体を移動する動き」「用具などを操作する動き」をより滑らかに遂行できるようになることが期待される。そのため、これまでより複雑な動きの遊びやさまざまなルールでの鬼遊びなどを経験しておきたい。

ぜひこれらを目安として、意識的に運動を取り入れ、親子でたくさん体を動かしてください。脳にも体にもいいこと、間違いなしです。

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