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2019.12.18

スマホのある子育てを考えよう

スマホのある子育てを考えよう

今回は、全家研ポピー教育対話主事・稲田百合先生から、子育てのアドバイスをお届けします。

こちらの記事をご覧の方でこのように、スマホを触りながらお子さまと話をしてしまっていることはありませんか?

子:ママ、あのね、今日ね 親:何?(スマホを使いながら)

子:あのね、きょうね、Kちゃんがね、僕の足蹴ったんだよ

親:うん、……うん、(スマホに目を落としながら)

子:すごく痛くって…

親:……

子:ねえ、ママ、僕の話聞いてる?

親:聞いてるわよ、さっさと言いなさい、それでどうしたの…(ちらっと子どもを見て)

子:もういいよ!

スマホを触りながら子どもと話している親は意外に多い

こんな親子のやり取りをある講演会で参加の皆様に2人組を作ってやっていただきました。

あちこちから「私、やってる、同じことやってるわ」「まさに私のこと」などの声が笑い声と一緒に聞こえてきました。

「子ども役の時にはどう思いましたか?」と尋ねると、「悲しい」「こっちを向いてほしい」など少し子どもの気持ちになってみることができたようです。

スマホの代表的な機器iPhoneが米国で発売されたのが2007年でわずか10年ほど前です。

当初日本の普及率は1割にも満たないものでしたが、今では誰もが当たり前のように持っているといっても過言ではないでしょう。

このようなデジタル技術の進展は急速で、その影響に関する研究が追い付かない中で、子育てをしているのが現状です。

スマホのある子育てで気をつけないといけないこと

初めの親子の会話に戻ります。

ここにスマホのある子育てのポイントが2つあります。

1つ目は、「ねえ、あのね~、ママ…」と子どもから声をかけてきたこと

親から「今日はどうだった?」とあれこれ聞き出すのではなく、子どもから話しかけてきたことです。

話す意欲があるのですから、このチャンスはスマホの有無に関わらず、逃したら「もったいない」です。

2つ目は、目で聞くということ

子どもから話しかけてきたら、スマホに限らず、何かしている手をいったん止めて、「なあに」と目を合わせることです。

目を見ていると、ゆっくりていねいに聞く話か、あるいは5分も寄り添えば満足できる話か、大体想像がつきますね。

目を合わせないと、子どもの心の声を聞き逃してしまうことがあります。

子どもから話しかけてきたら、スマホをいったん置き、また手仕事の手を休めて、「なあに」と、目を合わせて聞きましょう。

スマホの誘惑に親も負けないことです。

スマホだけでなく辞書も使い分けてみる

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子:天気予報で言っていた夏日って何?

親:夏日ね…(スマホで検索)最高気温が25度以上の時だって。

子:ふ~ん。

スマホで検索は、さっと調べられてとても便利。

色々な情報が同時に出てくるので比較して、選択することもできます。半面、判断力が求められます。

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子:天気予報で言っていた夏日って何?

親:夏日ね…(国語辞典で調べる)な・な・つ・なつび!ここに出てる。最高気温が25度以上の時だって。

子:どこ、ほんとだ、なつばて、なつまけ、なつむきもあるよ。

親:調べたところに付せんを貼っておきましょう。

子:わからないことがあったら、又調べて、付せんを増やしていこう!

居間に辞書や図鑑が置いてあると、誰でもいつでも調べることができますね。夏日の近くの言葉にも目がいくのは辞書のいいところです。

付せんを貼るアナログ的なことが調べる意欲につながります。

スマホは便利だけれど、それだけに頼らずに自分の手で調べられる楽しさを家族で共有できたら素敵ですね。

最後に、iPhoneの発明者、故スティーブ・ジョブズは、我が子への機器に触れる時間を制限し、face-to-face(面と向った)の家族の会話を大切にしていたそうです。

「毎晩、スティーブ・ジョブズは決まって、キッチンの長いテーブルで夕食をとり、本や歴史や様々なトピックについて話し合うのです。誰もiPadやコンピューターを使いません。」(翻訳 新美真理子)

スマホやゲームの虜(とりこ)になることは、想像力をいかに阻害することか、開発者は知っていてわが子にはそうさせなかったといいます。

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