親野智可等先生の子どもを伸ばす家庭力

2020.09.10

得意・不得意の差が激しい子どもには?

「国語は得意なのに算数ができません」「算数はできるのですが、運動が苦手で……」。お子さんの得意・不得意の差を気にする親は少なくありません。できれば、どの教科も万遍なくできるようになってほしい……。
今月は、そう願うおうちの人が、子どもにしてあげられることについてお話ししたいと思います。

一点突破で 得意な教科をさらに伸ばす

得意な教科があるのだから、苦手な教科もできるようになるはず。どの教科も平均して「よく」できるように、と願う気持ちはよくわかります。ほとんどのおうちの人がそう願っているでしょう。
しかし、現実はそううまくいかないものです。もともと、どの教科もバランスよく取り組める子はいいのですが、好き嫌い、得意・不得意がはっきりしている子はそんな理屈通りにはいきません。
実際、苦手でやる気がない教科への意欲をもたせるのは、非常に難しいことです。はっきり言って至難の業です。叱ることが増えるだけで、結局は徒労に終わるのが常です。それだけでなく、叱ることが増えると子どもは自分に自信がもてなくなり、余計に、苦手意識をもってしまいます。親が絶対やらせようと思えば思うほどそうなります。
そうならないためには、苦手な教科にひとまず目をつむって、とりあえずその子なりに得意な教科を伸ばすほうがよいと思います。つまり、「一点突破」作戦です。それがその子の生きる希望になります。
特に人と比べて得意ということでなくてもいいのです。「その子の中で得意」と思えるものでいいのです。
それを見つけるには、おうちの人がほめられるところを探し出して、ほめてあげることが大切です。

得意なことを大いに伸ばそう

全体を漠然と見ていても、ほめられるところを見つけられません。わが子に向いていそうなものを見つけて、それを伸ばしていくのも良い取り組みです。体育であれば、短距離は苦手だけど、マラソンは得意というケースはあるものです。一緒に楽しくジョギングをするなど、得意分野に磨きをかけていきましょう。

自信をもつと他のこともがんばれる

子どもの好きで得意なことをほめて、さらに伸ばしてあげましょう。いろいろな角度からふれられるようにバックアップしてあげてください。好きなことが誰にも負けないくらい得意になり、絶大なる自信をもたらしてくれます。その自信がエネルギーとなり、やる気が出てきて他の教科もがんばれます。

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