宇治原 史規さんスペシャルインタビュー③

2017.12.29

ロザン・宇治原 史規の「僕が大人になるまで」

家族と僕と勉強の関係、教えます

お笑いタレント「ロザン」の宇治原史規さんのスペシャルインタビューの最終回です。

最後は、宇治原さんを取り巻く「家族」のお話です。

現在の宇治原さんを形づくったのは、はたしてどんなご両親、

そしてごきょうだいだったのでしょうか?

何でもきっちり計画を立てる父。僕の性格も、そんな父譲りです

父は、何でもきっちり計画を立て、確実に実行したい性格の人。たとえば家族旅行に行くときは、起床時間、集合時間はもちろん、途中のサービスエリアでの食事の時間、休憩時に立ち寄る喫茶店の場所やコーヒーの時間まで、事細かにスケジュールを立てていました。

さすがに、喫茶店でコーヒーを飲むかどうかは各人の自由にしてほしい! と思いますけれどね(笑)。

かく言う僕も、きっちりしたい性格は父譲り。家電製品を買ったときは、まず最初に説明書を全部読んで、全体を把握してから操作します。後輩たちと旅行に行くときも、「とりあえずこっちに行ってみよう」という計画性のない旅は耐えられないので、僕がいつも全体のスケジュールを立てています。人任せにして行動するより、自分で先のことまで見通して、納得しておきたいのです。

京都大学を受験すると決めたときも、僕は自分で計画を立てました。まず、合格するためには、二次試験の時点でどれだけの学力が必要かを割り出します。すると、そこに達するには、どの時期に何をすればよいか、おのずと決まってきます。そうやって、ゴールから逆算して、各時点でクリアすべきことを設定し、ひとつずつ実行していきました。

目標を達成するのに100のステップがあると、達成まではとても遠く見えます。でも、

99、98と1つずつ確実にさかのぼっていけば、最初の1段目に何をすればいいかは必ず見つかるはず。僕はそう考えています。

両親の仲のよさを感じることで、尊敬する気持ちが自然に生まれました

あいまいなことが苦手で、何でもきっちり計画を立てたい父。きっちりし過ぎて、時々融通が利かなくなりそうになる父のことを、うまく中和していたのが母、そして姉でした。

母と姉は、父の決めたことを否定したり反対したりせず、受け止めながらもうまく軌道修正していました。さっき話した旅行の計画のことも、基本は父に従いつつ「ちょっとここは時間がかかりそう。だからこう変えたらいいんじゃない?」など、微調整するのが得意でした。父と母、本当にうまくバランスが取れていたと思います。

母は、父のきちきちしたところを、時折笑いながらも大らかに受け止めていました。決して「お父さんのようになっちゃダメよ」などとは言いませんでした。

また、母はいつも「父のこういうところがすごい」という話を、僕たち子どもに聞かせてくれていました。僕は、最終的に芸人になることを選びましたが、それまでは、父のような会社員になれたらいいと思っていました。父のことを尊敬していたからです。

あるテレビ番組で、京都大学の学生を対象にアンケートを取ったことがあります。それによると、「両親の仲がよい」と答えた学生の割合が非常に高かったそうです。両親がお互いに相手を尊敬し、信頼し合っていることは、子どもに大きな影響を与えると思います。親が子どもの前でお互いをバカにしたり、ダメだと言ったりしないことは、とても大事なことなのではないでしょうか。

「学力」の根っこにあるのは、人間としての基本的な態度や生活習慣です。

小学生のうちに、しっかり土台作りができるかがその後の人生に大きく響いてくるでしょう。

年長者に対する態度も家族の中で自然に学びました

年長者を敬うことも、両親に教えられた大切なことのひとつです。

僕は姉より学校の成績がよかったのですが、「それでもお姉ちゃんのほうが偉い」ときっぱり言われたことがあります。「僕よりも先に生まれたぶん、経験も知識もあるから」というのですが、事実、その通りだと思います。

成績に多少の差があったとしても、年齢に見合う落ち着きや年長者の自覚などは、姉にしかないものです。

同じように、学校の先生に対しても「先生というのはすごく偉い人。学校に行ったら先生の言うことは必ず聞くように」と、母から入学前にくり返し教えられました。

最近は、子どもの前で学校の先生を批判する人も多いと聞きます。実際、先生に対して疑問を抱くこともあるかもしれません。ですが、少なくとも小学生の間は「あの先生は間違っている」「あの先生はダメだ」などとは言わないほうがいいと思います。

成長すれば、子どもは先生の良し悪しが自然にわかるようになっていきます。先生への評価は、子ども自身がその時点で判断すればよいのです。わが家は子どもの前で先生を批評することもなければ、近所の人のうわさ話もしませんでした。

人間、学力がすべてではありません。

でも、学力の根っこにあるのは、こうした人間としての基本的な姿勢や生活習慣だと思

います。小学生のときにその土台作りをいかにしっかりできるかが、その後の人生に大き

く効いてくると思います。

今回がロザン・宇治原 史規さんへのスペシャルインタビューは最終回です。

子育て・学習に役立つリアルなお話しが聞けました。

宇治原さん、ありがとうございました。

スペシャルインタビュー②はこちら。

宇治原 史規(うじはら ふみのり)さんのプロフィール

お笑いタレント。1976年大阪府出身。公立の小学校・中学校から大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎を経て現役で京都大学法学部に合格。大学在学中の1996年8月、高校の同級生である菅広文とロザンを結成。『平成教育委員会』(フジテレビ)『クイズプレゼンバラエティーQさま!! 』(テレビ朝日)などの出演をきっかけにインテリ芸人としてブレイクする。コンビ結成以来、活動の中心は舞台。現在、ルミネtheよしもとにて「ロザンのトーク」(隔月)、祇園花月にて「ロザンの日本向上委員会」(隔月)を行っている。情報・バラエティ番組やラジオ番組、単独ライブ、講演でも幅広く活躍中。
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