親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス

2017.11.24

プレッシャーに弱い子には

親の気持ちや考えが伝わる言い方

習い事の発表会やテストのとき、子どもがいつものように実力を発揮できていない。どうも必要以上にプレッシャーや緊張を感じてしまっているらしい。「もっとできるはずなのに」と残念で、なんとかしてあげたい。あるいは、子どものことを情けなく感じてしまう。そういう体験をもつ親は、少なくないでしょう。もちろん、堂々といつも以上に元気よく振るまえるタイプの子どももいます。けれど、そのほうが珍しいくらいで、子どもは発表会やテストの本番では、いつもよりもできないのがあたりまえです。よその子が堂々として見えるのは、その子のいつもの姿を知らないから。まずはそう思って、子どものどんな姿も「うちの子らしい」とほほえましく見ていてあげましょう。子どもがプレッシャーや緊張を感じるのは、「うまくやらなければ」という自分への期待が高いから。つまりは、親の期待に応えたいからです。そう思ってみると、どんな姿もりりしく見えるはずです。

本番の力が実力なんだよ

子ども自身も「いつもはもっとできるのに」と思っているでしょう。「実力」についての考え方を教えてあげてください。私は講演や講座などで話すとき、自分のストックの10分の1くらいしか出せないと感じています。その10分の1が「実力」なのだから、ストックを20、50、100と増やしていくしかありません。アスリートが練習を重んじるのも、練習の10分の1くらいしか本番では出せないことを知っているからではないでしょうか。     

ここがよかったよ

子どもは親に認められることで自信をつけていきます。「あそこ、失敗しちゃたね」「どうして○○くんみたいに言えなかったの」などとマイナスポイントを見つけないで、「基礎問題が全部できていたね。よかったね」「セリフ、思い出せてよかったね」などとプラスポイントを見つけて、伝えてください。

同じ間違いをしないようにすればいいんだよ

誰でも間違えることもある、でもそれを踏み台にしていけばいい。子どもは、一足飛びには成長しません。一歩一歩が大切なのです。  
  • ポピー公式HPトップ
  • ポピー子育ておうえん隊
  • 幼児向け連動動画
  • 高校入試情報
  • ポピっこアプリ紹介
  • 公益財団法人 日本教材文化研究財団