みゆき先生の子育て相談室

2017.11.20

なんでも一番でないと気がすまない子

なんでも自分が一番でないと気がすみません

Question

6歳の姉がいる4歳の男の子ですが、最近トイレの順番から、着替え、戸の開け閉めまで何でも「ぼくが一番!」と言い張り、家族の誰にも譲りません。園でも男の子数人で競い合っているようで、このままエスカレートしてしまうのではないかと心配です。

Answer

兄弟がいる子どもは、ちょっとしたことで家庭内での自分の立ち位置が変わってしまうと考えがちです。

特に下の子の場合、自分の存在をアピールするのに、よく「競争」を使います。「なんでも一番!」は言いかえれば「ぼくを見て!」というサインでもあるわけで、決して悪く取らないでいいと思います。

4歳児はお友だちとの交流範囲が広がることもあり、自分の位置が気になる年頃です。「ぼくが1番」は「ぼくはこういう人間だ」という自分探しと思えばいいでしょう。


ただ、世の中すべてが勝ち負けではないですし、自分を「競争」のなかで位置づけしてほしくないですよね。そこで家庭内では、お手伝いや思いやりの心など、「1番ではないけれど価値があること」をほめてみてはいかがでしょうか。

子ども自身も集団内で勝ち負けにこだわり続けることが、やがて苦しくなってきます。そのとき、「世の中競争がすべてではない」ということを知っていると自分を立て直すことがしやすいと思います。

  • ポピー公式HPトップ
  • ポピー子育ておうえん隊
  • 幼児向け連動動画
  • 高校入試情報
  • ポピっこアプリ紹介
  • 公益財団法人 日本教材文化研究財団