親野智可等先生の子どもを伸ばす家庭力

2020.01.14

身だしなみを整えよう

わが子がだらしがなくて困る。髪もとかずに学校へ。家でも学校でも机の周りは散らかり放題……。このような悩みはいつになってもなくなりません。今月は、このような少しルーズなお子さんへの接し方についてお話ししたいと思います。

身だしなみを整えて 人間力アップ

「何度言ったらわかるの?」 「だらしがないわね」 「なんですぐしないの」 「もう知らないからね」……。
程度の差はありますが、子どもたちの約8割がこういった小言を聞いています。ということは、わが子のこのような状態を嘆いているおうちの方は決して少なくはないということです。
そんなおうちの方々は、始終子どもの自己管理能力が気になり、顔を見れば小言を言ってしまうのですが、このような状態の子は、ただ小言を言っているだけでは直りません。その子の実情に合わせて、具体的な工夫をすることが大切だと思います。
子どもたちの中には、髪の毛をとかしたり、顔を洗ったりしないまま学校に来る子もいます。
口の周りには朝食のソース類がついたままになっている子もいます。少しくらいなら子どもらしくてかわいいということになるかもしれませんが、度を越えていると心配になります。
というのも、人間関係をうまく作っていくためには、身だしなみへの適度な配慮は不可欠だからです。
いくつか参考になることを挙げたいと思います。まずはその子の能力に合わせたやり方を試してみてください。

一覧にして、目に見えるところに貼る

「 息もさわやか、歯みがき上手」「 顔を洗って、ますます美人」「 着替えテキパキ、気分最高」など、リズミカルな標語にしておけば、みんなで唱えながら楽しく行動できます。ちなみに、これらは7、7調になっています。家に帰ってから夜寝るまでにやるべきことなども、このようにするとよいですね。

玄関には大きな鏡

できるだけ大きな姿見を玄関に置きましょう。家を出るときに毎回自分の顔と全身を見ることができます。それは、他人から自分がどう見られるかということの確認ともいえます。鏡をよく見ていると表情が豊かになるという効果もあります。

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