辰巳渚さんの 親だから伝えたい 話しておきたい 子どもへのアドバイス
習い事を整理したいとき
「月曜日はピアノ、火木は英語の塾、金曜日はスイミング、土日はそろばん」などと、
習い事を日常の一環としてこなしているご家庭も多いのではないでしょうか。
子どもも、「火曜日だから英語の塾に行かなきゃ」などと、決まったことだからやっています。
けれど、もしかしたら習い事が多すぎて負担になっているかもしれませんね。
時間に余裕のある夏休みは、習い事を見直してみるチャンスなのかもしれません。
「一度始めたことを簡単にやめるのは、よくない」とか
「続けていれば才能が目覚めるかも」などと
親は考えるものですが、子どもが「もうやめたい」と言っている習い事があれば、
一度、親子で話し合ってみましょう。前向きに課題に取り組む意欲的な人ほど、
トライ&エラーを恐れず、自ら能力を発見していくものです。
やめることになっても、それまでに得た経験を大切にしてあげてください
三択シミュレーション こんなときどうする?
日常的なシーンをもとに、親の声かけについて考えてみましょう。
こんなときあなたならどう言いますか?
シーンを思いうかべて答えてください。
習い事が多すぎてスケジュールがきつそうに見えるとき
どう声をかける?
1 お金もかかるし、どれかやめる?
2 続けるかどうか、自分で決めなさい
3 スイミングもうやめる?
辰巳さんからのアドバイス
それぞれの選択肢に対する辰巳さんからのアドバイスを紹介します。
今まで自分では意識していなかった子どもへの接し方や、親として気をつけたいポイントが見えてきます。
「正解」を求めるのではなく、「気づき」の参考にしてください。
1 お金もかかるし、どれかやめる? 【×】
習い事を続けるには、費用がネックになる場合も少なくありません。
でも、習い事を減らす理由をお金にするのはよくないです。
もし、どの習い事についても子どもが充実して取り組んでいたら、
親としてはがんばって続けさせたいはず。
子ども自身の成長にプラスかどうかで考えましょう。
2 続けるかどうか、自分で決めなさい 【△】
自分で決めさせるのは大事なこと。とはいえ、子どもにすべての責
任を負わせることにならないように配慮しましょう。自分の意志で、
客観的な判断をもとに決められるのは、中学生になってもまだ難しいです。
子どもの気持ちを聞きながら、一緒にゆっくり決められるといいですね。
3 スイミング、もうやめる? 【○】
子どものようすを見てストレートに聞いてみるのがいいですね。
ただし、親が「もういいかな」と思うものと、
子どもが「行きたくない」と思うものが一致するとは限りません。
子どもが「スイミングは好き。英語をやめたい」などと言ったときにどうするか、
きちんと話し合うことが大切です。
辰巳さんからの宿題:子どもと一緒に考えよう
親の本音としては、家で子どもがだらだら過ごさないように
習い事に行かせている場合もあるでしょう。そこで、夏休みは、家での子どもの役目を作ってみましょう。
夜ごはんの買い物をお手伝いする、朝起きたら家の前の掃除をする、などです。
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