親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス

2017.12.04

甘い味付けを好むとき

親の気持ちや考えが伝わる言い方

子どもは大人に比べて、食事の味つけで苦手なものが多いですね。ショウガのようなピリッとしたもの、コショウのように辛いもの、お酢を使った酸っぱいものなどを、せっかく食卓に出しても手を出さず、甘くて濃い味付けのものばかり食べている……。 もちろん、食事はおいしく食べられるのがいちばんなので、「無理に苦手な味付けのものを食べさせなくても」とも言えます。幼い子どもはなんでも口に入れるので、身を守る本能として安全な味だけを好むようにできている、とも聞きます。 だからこそ、いろいろな食事の味や違う食材を楽しむ力は、いわば「文化」として後から身につくものなのです。親とごはんを食べながら「こういう味もあるんだ!」と覚えていくのですね。だから、まずは食卓にいろいろな味のものを出してみましょう。親がおいしそうに食べている姿を見せて、「おいしそう」と思わせたら、こっちのものですね。

ちょっと食べてみる?

親がおいしそうに食べているものに興味をもったら、ちょっと分けてあげましょう。最初から「食べなさい」というよりも、説得力がありますね。「変な味!」などと嫌がったら、「大人になったらわかるのよ」と、あっさり引き下がりましょう。                  

この味がわかるようになったんだ!

何年かおきに「食べてみる?」をやってみると、あるとき、子どもは背伸びした発言をするかもしれません。「冷ややっこって、ショウガをのせたほうがおいしいね!」などと言ったら、「わかるんだね、すごいね」とおだててしまえばいいのです。いろいろな味に挑戦する気持ちができるといいですね。

お砂糖を入れてなくても、甘いね!

かぼちゃやにんじんなどを煮るとき、つい砂糖を入れてしまうのですが、一度、入れないでつくってみてください。素材の味は、意外に甘いのです。「おかあさんもびっくり!」といっしょにおどろくと、子どもの興味も増すでしょう。

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