親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス

2017.12.01

夢中になれるものがないとき

親の気持ちや考えが伝わる言い方

子どもは無限の可能性を持っています。だからこそ、いろいろなことに触れる体験の機会を作って、子どもが自分の好きなことと出会えるようにと思っていても、当の子どもはどうでしょうか。ピアノもスイミングも、嫌がらずに行くけれど、熱心に練習するわけでもない。科学や自然の体験教室に連れて行っても、その後、興味が広がる様子はない。なにかに夢中になる様子が見られないと、「うちの子は、どうしてこうなんだろう」と残念に思うこともあるかもしれません。「もっといろいろ体験させてあげたほうがいいかしら」と悩むこともあるでしょう。でも、大丈夫です。人生は長いのだから。出会いのタイミングは人それぞれです。それに、子ども時代は毎日が小さな体験の連続です。ピアノに熱中するのも、体全体で季節が冬から春に変わるのを感じるのも、同じ体験です。小さな変化や小さな発見を親子で新鮮に体験する日々が、大人になって何かに夢中になれる心を育てる、と考えてみてください。

ピアノは楽しい?

なにげなくこんなふうに聞くこともあるでしょう。そのとき、「楽しい」という言葉を聞けば安心でしょうが、「うーん」という返事でもいいのです。嫌がらないのは「好き」と感じているということです。            

大きくなったら、何になりたい?

こんな問いかけをしてみて、「わからない」と返事が返ってきても、「好きなことは、ないの?」と問い詰める必要はありません。「そうだよね、そんなに簡単にはわからないよね」とおおらかに受け止めてください。

お母さんは、あなたくらいの歳のころね……

子どもに聞くだけでなく、自分の話をしてあげましょう。「四つ葉のクローバーを探すのが大好きだったの。誰よりもたくさん見つけられたんだよ」といった話から、子どもの小さな「楽しい」の話が聞けるかもしれません。

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