子育て仲間(教えてにアドバイス)
病院嫌いの子をうまく連れて行くには?
4歳の男の子で、二人目です。病院嫌いで、耳鼻科、皮膚科に連れて行くときに泣き叫んでしまい、病院内に声が響き渡ります。うそをついて連れて行くと、あとで嫌われるかもしれないし、ごほうびを与えると、それが当たり前になるかも……と悩んでいます。どうすればいいか、だれか教えてー!
【兵庫県 ばこりんさん】
みなさんからのアドバイス
共感した上で理由を説明
4歳の娘も耳鼻科に行くことが多く、通い始めのころは泣きじゃくっていました。うちの場合は、「病院嫌だよね。こわいよね」と共感してあげた上で、「でも行かないと治らないんだよ」とくり返し伝えました。また、治ったときに「病院でちゃんとみてもらったからだね」と本人のがんばりをほめるようにしています。ごほうびに関しては、好きなお菓子1個とか、ふだんは買わないコンビニの肉まんなどを買ってあげています。物をあげたくないとお考えなら、子どもが好きな遊びにとことんつき合うとか、何かしらのごほうびがあっていいのではないでしょうか。
【栃木県 けろっけさん】
病院との相性がある場合も
息子も病院嫌いで、よく引きずって連れて行っていましたが、根気強く理由を話しているうちに、泣かなくなりました。「鼻水が出ているから、鼻水を吸ってスッキリしよう」「お熱が出たから、悪い病気じゃないか調べてもらおう」など。あと、病院との相性もあるようで、いくつか巡って、中でも平気そうな病院を探すのもよい手だと思います。少しずつ平気になっていくと思うので、あと少しがんばってくださいね。
【埼玉県 あらいぐまさん】
子が直接話す場面をつくる
いつも同じ病院に行かれるのなら、お子さんが看護師さんや先生と直接話す場面をたくさんつくり、コミュニケーションをとらせると、知っている場所として少し親しみがわくのではないでしょうか。5歳の娘は、どの病院がどんな先生(女医さんとか、おじさん先生)かも把握して、自ら診察室のイスに座り、病状を伝えたりしています。耳鼻科など、耳や鼻をさわられるときは泣いたりもしますが、それ以外は抵抗がないようです。
【東京都 風間さん】
病院ごっこで慣れました
病院ってちょっとこわいイメージがありますよね。大人の私でも初めてかかる病院は少し緊張してしまいます。娘も私に似たのか、病院嫌いになってしまった時期がありました。そこで私が実践したのは病院ごっこです。先生役と患者役を交互に演じ、娘が先生役のときは一生懸命治してくれて、患者役のときは「注射こわくないよ!」「先生治してくれてありがとう」と言っていました。病院ごっこをしてから病院に行くと、先生はこわくないとわかったのか、すんなりと受け入れてくれました。今では先生に「お口開けて!」と言われる前から、大きく口を開けています。
【北海道 マリーさん】
クイズで気を紛らせます
私もうそをついたり、ごほうびを与えることは、ふだんしないようにしています。病院へ行かれる理由がそれほど深刻でなければ、クイズをいくつか用意してみるといいと思います。「今日の先生は男の人?女の人?」「今日は何番目で先生にみてもらえるかな?」「今日は○○の病気にならないための注射するけど、どこまで泣かないでがんばれるかな?」など、Yes・Noで答えられるものから考えて答えるものまで、いくつかあれば気も紛れると思います。うちの子もクイズは好きで、逆にクイズを出してもらうのも楽しいです。
【京都府 きのこさん】
編集者からのひとこと
【手島玲子先生(てしま皮膚科・形成外科院長)】
医者が子どもの泣き声を不快に思うかというと、実はそれほどでもないのです。そういうものだ、と思っているので(笑)。もちろん医者にも得手不得手はありますから、子どもの扱いに慣れた医者を受診するのがベストですね。
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