宇治原 史規さんスペシャルインタビュー①

2018.04.01

ロザン・宇治原 史規の「僕が大人になるまで」

家族と僕と勉強の関係、教えます

京都大学出身の宇治原さんは、クイズ番組でも優秀な頭脳をいかし、大活躍しています。

そんな宇治原さんは、一体どんな子ども時代を過ごしたのでしょう?

そしてご両親の子育て法は? 勉強は? 気になる宇治原さんの「秘密」を、3回にわたって伺ってお伺いしました。

今回はその1回目です。

何も特別ではない、ごく「当たり前」のことを身につけさせられた子ども時代

僕が京都大学出身と聞いて、多くの方は、「きっとものすごく教育熱心な家庭に育ったのだろう」と思うかもしれません。ですが、実際は全くそんなことはないんです。

父は仕事が忙しく、僕の成績を気にするどころか、通知表さえ見たことがないような人。

そんな父をフォローする形で子育てを一任された母も、「将来は何としてもよい大学に」などとは望んでいなかったと思います。それよりも、「とにかく人並みに、問題なく育ってくれればいい」と考えていたようです。

しつけの面でも、あれこれと厳しく言われた記憶はありません。「人に迷惑をかけるな」「自分がされて嫌なことは人にするな」など、どの家庭でも子どもが普通に言われることを教えられただけでした。

そんな「当たり前」のしつけのなかで、特に感謝しているのは、「早寝・早起き・朝ごはん」という規則正しい生活習慣をきちんと身につけさせてもらったことです。おかげで、朝寝

坊したとか、あわてて学校に行ったという記憶はありません。

僕が子どもの頃はまだ週休二日制が定着する前で、大人も子どもも、土曜日は仕事や学校がありました。そのため、今よりも週末の生活リズムは乱れにくかったと思います。

とはいえ、このような基本的な生活習慣が身につくかどうかは、100パーセント親の管理の仕方にかかっていると思います。正しい生活リズムは全ての基本。社会に出て改めて実感しています。

面倒なことも「遊び」として楽しく身につけていく習慣を母が作ってくれた

規則正しい生活習慣と同様、僕は、次の日の準備を前日の夜に済ませておく習慣を、幼稚園の頃から身につけていました。

枕元には、次の日に着る服をたたんで置いておく。小学校に上がったら、次の日に使う教科書とノートをそろえてランドセルに入れ、机の上に置いて寝る。これらを当たり前のこととしてやっていたおかげで、忘れ物もほとんどしませんでした。

小さい頃の僕がどうやってこんな習慣を身につけられたのかを振り返ると、母が、何事も「遊び」の延長として楽しみながら身につけさせるのが上手だったことに気づきます。

たとえば積み木を片付けるとき、母は「どの順番で箱に入れたらいい?」と僕に問いかけてきました。僕が「形が同じもの同士にしよう」と考えて並べると「わあ、きれいねえ」とほめ、次のときも「今度はどうやる?」と聞いてきます。いい所を見せたい僕は、色別にしたり、模様ができるように並べたり、色々なやり方を試します。気がつくと、片付けが、楽しい「遊び」になっていました。

さっき話した次の日の準備も、ただ持ち物を用意するだけでなく、「学校で取り出すとき1時間目の教科書とノートがいちばん上にあると便利だな」と気づき、順番通りに入れるようにしました。さらに、ランドセルから取り出しやすいように、わざわざ上下さかさまにして入れるようにしたんです。便利でしょう?(笑)

このように、単に片付けるだけでなく、自分で考え、工夫することも、僕にとっての「遊び」になっていきました。

僕の「勉強」はチラシの裏、母の手書きの問題からスタート

僕には1つ年上の姉がいます。小さい頃は、いつも一緒に遊んでいました。ところが、姉が小学校に入学すると、家で宿題をやらなくてはなりません。そのため、一緒に遊ぶ時間がなくなってしまいました。

そこで母は、僕が、宿題をやる姉の邪魔をしないよう、チラシの裏に、僕向けの簡単な算数の問題や漢字の書き取り問題などを手書きしてくれました。そして、「お姉ちゃんの横で一緒にやって『遊んで』おきなさい」と問題を書いたチラシを渡してくれたのです。それが僕の勉強の始まりでした。

僕は、「やった、お姉ちゃんと一緒に遊べる!」と思っていたので、それらの問題も、「勉強」ではなく、「遊び」として、喜んで取り組んでいました。

宿題をやる姉、その横で問題を解いている僕。それを見守りながら母は家事を済ませ、「できたよ」と声をかけた僕の問題を採点してくれました。まるをつけられ、「正解だよ」とほめられて、気を悪くする子どもはいません。それどころか、調子に乗って、「もっと難しい問題を出して!」と、次のレベルのことがやりたくなります。

幼稚園の頃から、こうやって「ほめられる」うれしさを自然に感じられたことで、小学校の学習にもスムーズに取りかかることができたのだと思います。

ロザン・宇治原 史規さんへのスペシャルインタビュー②では「勉強のこと」についておたずねしています! 

スペシャルインタビュー②はこちら。

宇治原 史規(うじはら ふみのり)さんのプロフィール

お笑いタレント。1976年大阪府出身。公立の小学校・中学校から大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎を経て現役で京都大学法学部に合格。大学在学中の1996年8月、高校の同級生である菅広文とロザンを結成。『平成教育委員会』(フジテレビ)『クイズプレゼンバラエティーQさま!! 』(テレビ朝日)などの出演をきっかけにインテリ芸人としてブレイクする。コンビ結成以来、活動の中心は舞台。現在、ルミネtheよしもとにて「ロザンのトーク」(隔月)、祇園花月にて「ロザンの日本向上委員会」(隔月)を行っている。情報・バラエティ番組やラジオ番組、単独ライブ、講演でも幅広く活躍中。
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