みゆき先生の子育て相談室

2017.11.20

地獄という言葉をこわがる子

友だちに聞いてから「地獄」という言葉をこわがります

Question

\年長の娘が友だちから「地獄に落ちる」という言葉を聞いてから、「地獄」というものをひどくこわがるようになりました。娘をしかると「じゃあ、地獄に行くのね」と言ったりします。私が説明しても納得してくれず心配です。恐怖心を取り除いてあげる方法はないでしょうか。

Answer

子どもの想像力は本当にすごいものですね。だからこそ昔は「地獄」や「えんま様」の話が、寺などで「教え」として使われたのでしょう。地獄はこわいけれど仏様はやさしいとか、人の知恵で地獄から抜けられるなんて話が落語や小説に出てきます。

地獄が怖いというお子さまには、物語を通して地獄のイメージを変えてみてはどうでしょう?

落語で有名な「じごくのそうべえ」はその一つで、主人公が仲間と知恵と勇気を出し合い地獄から現世に戻ってくる話です。絵本にもなっているこのお話、子どもたちにも人気ですね。特にそうべえと仲間たちの助け合いは、友だちとの協調意識が高まる年長さんにはわかりやすい話のようです。

死後の世界に恐怖心を持っているお子さんなら、キリスト教の天国の話もいいと思います。死は終わりではないという考え方は、聖書の物語にもたくさん出てきます。ギリシャ神話や仏教の説話にも死んだら星になったり、神様になったりする話がいろいろあるので、探してみてはいかがでしょうか?

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