親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス
2017.11.20
生活時間が乱れてきたとき
親の気持ちや考えが伝わる言い方
低学年のころは「もう寝る時間だよ」と言えば、「はーい」と布団に入ったのに、高学年になってきたら「まだこの番組、みたいから」などとぐずぐず起きているようになった。朝も、起こしてもなかなか起きてこない。起きてもぼーっとしていて、朝ごはんを食べずに登校したりする。言うことをきかない子どもを、「早寝早起き朝ごはん」に戻すには、どうしたらいいでしょうか。答えは、二つです。ひとつは、家のなかの「うちはこうする」というルールをもう一度、はっきりさせましょう。お母さんが「7時には起こさなきゃ」と思っているだけでは、それは家のルールではないのです。もうひとつは、子どもに聞いてみること。高学年にもなってくれば、自分なりの生活のリズムができてきます。やることもいろいろあって、その時間のやりくりもまた、身につけるべきたいせつな力です。自分がどう行動したらいいのか、子ども自身が考えたことは、自分で守れますね。
子どもは10時には寝るものよ
うちでは、そういうルールですよ、と子どもに伝えてみてください。「もう寝なさい!」と叱るときについでに言うのではなく、食後に家族で話しているときなど、のんびりと話せる状態のときがお勧めです。子どもの身体には必要な睡眠がある、家族が気持ちよくすごすには家族のルールを守るべき、といった親の考えを伝えましょう。もし「そんなのお母さんの勝手じゃない。私は私の好きなようにしたい」と言うのなら、「好きにするのは、大人になってからにしなさい。お父さんとお母さんの子どものうちは、うちのルールを守ってね」と言えばいいのです。
何時に起こせばいい?
自分で決めたことを自分で守る。これは、理屈のいらない、自然なこととして、子どもにも理解できます。まず決めさせてみるのも、いいでしょう。ぎりぎりの時間を言うなら、「それで準備できるのね? 朝ごはんは食べられる?」と、親の視点で修正をしてみましょう。「自分で起きるから、いい」と言うなら、まずは子どもの言うとおりにしてみてください。それで寝坊してあわてても、子どもの責任。次の日に、もう一度、「お母さんが起こさなくてもいいの?」と確認して、起きる時間を決めればいいですね。
休みの日でも朝はちゃんと起きようね
休みの日にだらだらして生活時間が乱れるきっかけになることも、多いようです。休みの日にこそ、規則正しく過ごすように親子で気をつけてみましょう。
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