親野智可等先生の親力診断

2021.09.06

勉強をすぐ忘れてしまう子に、どう声をかけますか?

勉強を教えてもすぐ忘れる子。あなたならどうしますか?

【A】「さっき教えたでしょ。なんでできないの?」と言う


【B】 もう一度教えてあげる

【C】「どこがわからないの?」と聞く

診断結果

結果で一喜一憂する必要はありません。じっくり解説を読んで参考にしてみてください。

やさしく教えてあげて、その時間を楽しみましょう。

【A】を選んだ人は…

これは子どもにとっていちばんつらい言葉です。こういう言い方をされると、子どもは自信を持てなくなり、自分はダメな子だと感じるようになります。同時に、自分は大切にされていないと思い、愛情不足を感じるようになります。

【B】を選んだ人は…

ぜひ、こうしてあげてください。感情的にならず、やさしく丁寧な言葉で教えてあげてください。それを一つのふれあいとして楽しんでください。これなら、「自分は親に大切にされている」と感じることができます。

【C】を選んだ人は…

これも子どもにとってはつらい言葉です。「どこがわからないの?」と聞かれてわかるようなら苦労はしません。

子どもは一生懸命です。 穏やかな気持ちで付き合って あげてください。

教えてもらいながらならできるのに、一人でやるとできなくなってしまうということはよくあります。大人は「今教えたばかりなのになぜできないんだ?」「こんな簡単なことがどうしてできないのか?」と感じて、だんだんイライラしてきます。子どもは大人が隣でイライラしているのを敏感に感じ取って焦ります。それで頭が混乱して、ますますわからなくなります。


子どもは一生懸命やっているのです。それでも、わからないものはわからないのです。できないことはできないのです。それで叱られるなんて悲しすぎます。


私たち大人でもそういうことはあります。できないことはできないのです。そのとき、既にできる人に「なんでこんなことができないの?」と言われたら悲しいですよね。頭にきますし、やる気などいっぺんになくなってしまいます。と同時に、そういうことを言う人には「そういう人だったんだ」とがっかりします。それは、自分のことを大切に思ってくれていないんだな、信頼できない人なんだなという不信感にもつながります。

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