親野智可等先生の親力診断

2021.07.01

工作教室などで説明を聞かない子に…。

工作教室などで、説明を聞かずに、あなたにやり方を訪ねてきたら、どうしますか?

【A】お~、やる気満々だね。○○して□□するんだよ。あなたなら上手にできるよ。がんばってね


【B】ちゃんと聞いてないからわからなくなるんでしょ!話を聞けない人はやらなくていいです

【C】ちゃんと聞いてないからわからなくなるんでしょ!○○して□□するんだよ。わかったら早くやりなさい

診断結果

結果で一喜一憂する必要はありません。じっくり解説を読んで参考にしてみてください。

何をするか教えてあげて、楽しい時間に!

【A】を選んだ人は…

こう言ってあげれば、子どもは大いに張り切って取り組みます。せっかくの工作教室なのですから、楽しく実りある時間にしてあげたいですね。

【B】を選んだ人は…

これでは、子どものやる気は一気にしぼんでしまいます。楽しいはずの時間が台なしです。それに、このような叱り方をしても、それで話が聞けるようになるということはありません。

【C】を選んだ人は…

一応やることを教えているので【B】よりはマシですが、どうせならもっと本人のやる気が出るような言い方にしたいですね。

その子の良い面を認めて、 プラス思考で育てましょう。

親や先生の中には、子どもがちょっと話を聞いていなかっただけで叱りつけてしまう人がいます。でも、そんなことで叱る必要はまったくありません。
もちろん、いつも話をしっかり聞ける子もいますが、自分の考え事や空想にふけりがちな子もかなり多くの割合でいるのです。
大人には前者のほうが手がかからなくて、万事しっかりしていて良い子に見えるかもしれません。
でも、後者も捨てたものじゃありません。私の経験則によると、後者のほうに、感性が豊かな子、芸術的な資質がある子、想像力と創造力が豊かな子、オリジナリティのある子、アイデア豊かな子、癒し系の子、おっとりして穏やかな子、友だちに優しい子などが含まれている可能性が高いのです。
もちろん、しっかりしているのと両立していればさらにいいわけですが、そうそう何でもかんでも望むこと自体が間違いです。大人から見てほめやすいしっかりした良い子でなくても、まったく大丈夫です。その子の良い面を認めてプラス思考で育てていってください。

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