親野智可等先生の親力診断

2021.06.01

朝が苦手な子を起こしにいくとき…

朝が苦手な子どもを3階まで起こしに行くとしたら、あなたなら階段を上りながらどう思いますか?

【A】これはいい運動だ。ダイエットにもなるな


【B】まったく毎日いい迷惑だ

【C】こうやって起こしているといつまでも自立できないのでは?

診断結果

結果で一喜一憂する必要はありません。じっくり解説を読んで参考にしてみてください。

プラス思考でいきましょう。

【A】を選んだ人は…

何事もこのようなプラス思考で臨めるといいですね。「物は考えよう」ということわざの通りです。

【B】を選んだ人は…

このように思ってしまうと叱りつけて起こすことになり、お互い朝から不愉快な気持ちになってしまいます。

【C】を選んだ人は…

朝起きられないのは、ただ単に朝が苦手だからです。
そのことだけを取り上げて、「いつまでも自立できないのでは?」と思う必要はありません。

大人で仕事をバリバリやっている人でも、朝が苦手で、家族に起こしてもらっている人もいます。

物は考えようです。親子で一緒に過ごせる時間を楽しみましょう。

この問題はあるお母さんの実話を元にしています。
そのお母さんは、ずっと【B】や【C】のように思っており、毎朝ガミガミ叱りつけながら子どもを起こしていたそうです。
あるとき、私の講演を聴いて、考え方もやり方もがらりと変えました。まずは、ベッドから2メートル離して目覚まし時計を二つセットするなどの工夫をし、それでも起きられないときは、楽しく起こすようにしました。声かけも、「いい天気だよ。おいしい朝ご飯が待ってるよ」「思いっきり背伸びすると気持ちいいよ〜」「今日の楽しみは何? 学校で○○君に会えるんでしょ」のようなポジティブなものにしました。
何事も物は考えようです。3階まで階段を上ることは自分の運動にもなります。起こす子どもがいることも幸せなことです。起こす前にかわいい寝顔を見るのも楽しいことです。子どもはすぐ大きくなるので、この先何年それが楽しめるかもわかりません。
親子で一緒に過ごせるこの時を、目一杯エンジョイしてほしいと思います。

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