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子どもが失敗をした時に親ができること。失敗は貴重な経験
子どもが失敗をした時に親ができること。失敗は貴重な経験
子どもが失敗をしてしまったと気づいた時どういう話をしてあげていますか?
全家研ポピー教育対話主事・小嶋 悦子先生から、子育てのアドバイスをお届けします。
実際にあった子どもが失敗した時の話
学校でA子さんが持ってきた可愛い模様の入ったシャープペンシル。学校へ持ってきてはいけないことになっているシャープペンシルですが、物珍しさもあって、みんなは「みせてみせて」と取り巻いています。
綾さんもそのうちの一人で、「お願いかして、かして」と。綾さんは、可愛いシャープペンシルを借りて嬉しくなりました。
ノックを何度か押して芯を出そうとしたその時、どういうわけか芯が出てこないのです。困ってしまった綾さんは「これ壊れているよ」とつい言ってA子さんに返しました。でも心の中は心配でたまりません。
なぜならこの時、綾さんは自分が壊してしまったのではと気になっていたからです。でもそれを「壊れている」と決めつけてAさんに返してしまったのです。
その後も、綾さんは「自分はうそをついた。」と気になりました。学校にいる間、落ち着きません。家に帰りついてお母さんの顔を見たとたん、泣き出してしまいました。
子どもが失敗したと気づいた時の声のかけ方
「どうして泣いているの」とお母さんに聞かれて、事の顛末を話しました。
お母さんは「そういうことがあったのね、悪いと思って気になったのね」と言われて綾さんはこくりとうなずいたのです。
そうなのです。綾さんは罪悪感とうそをついた自分への嫌気で涙が出ていたのです。
子どもが失敗した時は問い詰めずに子どもの考えを聞いてみることが重要
お母さんは「なぜそんなことしたの?」と問い詰めずに「今どうしたいと考えているの?」と聞いてくれました。
「どうすればいいのか」解決策を考えた綾さんは、翌日A子ちゃんにあやまり、先生にも訳を話してシャープペンシルを見てもらいました。シャープペンシルは壊れていませんでした。
「その場ですぐに相談したらいいね、でもこれは、学校に持ってきていい物ではないわね」と先生から注意を受けました。注意は受けましたが、心のもやもやも晴れてホッとした綾さんでした。
子どもは失敗しても親のかかわり方でそれを乗り越えていく知恵を獲得していくのだと思います。前向きに生きる子どもを育てたいですね!
子どもが失敗した時の接し方
ポピー子育ておうえん隊では、この他にも、子どもとの接し方の中で疑問に思うような内容を紹介しています。
以下はよく閲覧いただいている記事になるので、参考になれば幸いです。
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