親野智可等先生の子どもを伸ばす家庭力
有意義な冬休みの過ごし方
クリスマス・大みそか・お正月……
年末年始は、楽しい行事が盛りだくさんです。
夜更かしする機会も増え、どうしても生活リズムが乱れがちに……。
今月は、親子で冬休みを楽しみつつ、やる気をもって新学期を迎えるための過ごし方をご紹介します。
心身ともにたっぷり充電
楽しいイベントが目白押しで、子どもにとってわくわくすることの多い冬休み。普段とは違った特別なことも多いため、生活リズムが乱れがちになるのも、ある程度は仕方のないことでしょう。ここはおおらかな気持ちで見守ってあげてほしいと思います。
ただ、新学期に寝不足でやる気が出ない……ということにならないように、学校が始まる3日前には生活リズムを戻しておけるといいですね。
生活リズムというのは、毎日決まった時間に決まったことをするということ。就寝・起床・食事・排便という生理的なことを同じ時間にするということが大事ですが、特に就寝時間と起床時間は厳守したいところです。
寒い冬の早起きがつらいというときは、子どもの好きなことを朝に持ってくるという方法があります。
「朝起きたらペットと遊べる」 「録画していた番組が見られる」など、その子どもの好きなことをやらせてあげてください。
その上で、時間がある長期休みは、ぜひ、子どもが日頃からやりたがっていることを思いきりやれる時間を作ってあげてください。子どもの大好きなことを応援していると、自然とほめる機会も増え、親子関係がよくなります。また、自分のやりたいことを自分で見つけてどんどんやっていくというのは、自己実現力にも繋がります。
充実した時間を過ごして、たっぷり充電し、新年から新しい目標に向けてやる気を発揮できるよう、工夫して手助けをしてあげられるといいですね。
今年がんばったことをまずほめて
まず、今年お子さんががんばったことを、おうちの人がほめてあげてください。たくさんほめられると、子どもは自分の一年をプラス思考で振り返ることができます。そうすれば、達成感を得て自分に自信がつきますし、来年もがんばろうという気になるものです。
12月は伝統行事を学ぶチャンス
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