親野智可等先生の子どもを伸ばす家庭力
国語力をグングン伸ばす方法
「国語ができない、読解力がない、本を読まない、どうしたらいいでしょうか?」この質問は、かなりのおうちの人から受けます。また、小中学生を対象としたある調査によると、算数・数学の次に苦手な教科として国語が挙がっています。今回は、全ての教科の基礎ともいえる国語の勉強サポート法についてお話ししたいと思います。
ほめることに徹しよう
算数も社会も理科も、言葉によって表現されているため、仮に計算能力や教科の知識に秀でていても国語力が低いと、正しく答えることができません。国語力を高めれば、すべての教科で有利になります。
私の経験では、日記や作文を書くのが苦手、漢字が苦手、だから国語が苦手という子どもが少なくありません。つまり、ここを好きになることが、国語力を伸ばすポイントなのです。
まず、子どもが一生懸命書いたものを叱らないでください。自分の気持ちや感情を文章で表現することは、子どもにとってかなり高いハードルです。叱られては、書くことが嫌いになってしまいます。
そして、漢字を間違えていても叱らないでください。漢字を書こうとしたことを認め、正しく書けている文字を思いっきりほめてあげてください。漢字を書くことが「楽しい」と思える工夫が必要です。
自信を持って、どんどん書けるようにしてあげましょう。「好きこそものの上手なれ」です。
好きこそが、上達のいちばんの近道です。
おうちの人は、否定的なことは一切言わず、どんな小さなことでも共感を持ってほめてあげてください。
日記や作文はとにかくほめる
「この表現、わかりやすいね」「様子が目に浮かぶよ!」など、どんな小さなことでもたくさんほめて、子どもに自信を持たせてあげましょう。大人だって文章や手紙をほめられると、うれしいものですよね。
国語力を伸ばす漢字100点テスト
正解したらほめて、毎日、花まると100点を付けてあげます。学校のテストで100点を取れなくても、このテストで自信がつき、漢字学習が好きになります。
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