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子どもの向上心を高める!「できない・足りない」が動かす大きな力
子どもの向上心を高める!「できない・足りない」が動かす、大きな力
勉強や習い事を習う時など、できることであれば子どもには向上心を持ってもらいたいとかんがえている方も多いと思います。
このページでは実体験をもとにした、「できない・足りない」が向上心を高めるというお話をご紹介致します。
ピアノを習っていたが練習嫌いだった
私は子どもの頃、ピアノを習っていました。
曲を練習していましたが、私は単調な練習曲が嫌いで、ショパンやバッハなど、自分の好きな曲ばかり練習して弾きたがる子でした。
先生に「指の練習も大事だよ」と言われても、やはり進むペースはいつもアンバランスになりがちでした。
課題曲以外の好きな曲を練習し始めて挫折
そんな時、CDで聴いたショパンの「スケルツォ1番」がかっこよくて、「これが弾きたい!」と先生にお願いしたことがありました。
お願いしたものの、今の自分の実力で到底弾ける曲ではない、ということは自分でわかっていたので、「今はまだダメ」と言われると思ったのですが、予想に反して、先生からOKがでました。
憧れの曲が弾けることがうれしくて、CDと同じ音を奏でられることが楽しくて、私は毎日夢中になってピアノに向かいました。
しかし、早いパッセージでどうしても弾けない箇所が出てきたのです。
悔しくて、弾けるようになりたくて、何度も何度も練習しましたが、結局そこの箇所だけテンポ通りに弾けないまま、その曲はあがることになりました。
不完全燃焼で少しがっかりしていた私に、先生が言いました。「指の練習が必要なの、わかったでしょ?(笑)」
できないことをやってみることで向上心が高まった
私はこの時、無謀なチャレンジを先生がOKしてくれた理由がわかりました。
練習曲があまり好きでないことに変わりはありませんでしたが、「またちゃんと、この曲が弾きたい」という目標ができたおかげで、私は以前よりも意欲的に練習曲にも取り組めるようになりました。
「これをやらなければいけない」と理屈ではわかっていても、なかなか思う通りにできないことがあります。
「あれがやりたいのに、これが足りない!」そう痛感した時に、人は改めて「それをやる意味」を実感して、一歩前に進むことができるのではないでしょうか。
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