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子どもの話を聞くときのポイントを問題形式で紹介!これで聴き方名人に!
子供の話を聞くときのポイントを問題形式で紹介!これで聴き方名人に!
全家研ポピー教育対話主事・村田稔子先生から、子育てのアドバイスをお届けします。
ご家庭での親子の会話は弾んでいますか。
じっくり話を聞いてみたいなあと思っているけれど、なかなかうまく話が続かないとい うことはありませんか。
私たち大人はどうしても、自分の考えを伝えたくて、子どもの話を最後まで聞かずに、自分の思いを押し 付けてしまうことがあるのではないでしょうか。
例えば、このような場面を思い浮かべてください。
子供の話を聞くときのポイント!「解決策まで提案しない
ケンちゃんと喧嘩したんだ!僕、もう、ケンちゃんとは遊ばない。」こんな時、なんと答えますか。
「そんなこと言わないの。けんか両成敗って言ってね、あなたにもきっと悪いところがあったのよ。
明日、謝って仲直りしてらっしゃい」こう言うと、話は終わりそうです。
解決策まで提案しているので、一件落着といったところでしょうか。ところが、ここ に落とし穴が!
子どもは、このような経験を通して、自分で解決する力を育てていくのです。でも、おうちの方が提案してしまっては、子ども自 身が考えて解決する機会を奪ってしまうことになります。
子供の話を聞くときはオーム返しで子供の思いを十分に出すことを意識し子供から解決策が 出るように聞いて
そんな時こそ、「そうなんだ。ケンちゃんと喧嘩したんだ」とオーム返しの聴き方を試してみましょう。
「だって、ケンちゃん が・・・」と話し始めたら、しめたものです。
「うん、なるほど。」とあいずちをうったり、うなずいたりしながら聴きましょう。
十分思いが出せたら「それで、どうしたらい いと思う?」と問いかけてみます。
すると、子どもは自分で解決策を考えるのではないでしょうか。
子供の話を聞くときは子供の思いを聞くことを意識してみる
新年度を迎えた教室をのぞいてみると、「聴き方名人 あいうえお」と書いた掲示物が目につきます。
各学校や学年で表現は少し違っていますが、だいたい次の様です。
- [あ]いてをみて
- [い]っしょうけんめい
- [う]なづきながら
- [え]がおで
- [お]わりまで
子どもたちも、学校で、しっかり聞くための約束を守ろうとしています。
話の聴ける子に育てたいなら、まず、おうちの 方が、子どもの思いをしっかり聴きましょう。
ポピーではおうちの方へ「子どもの話は目を見て心で聴きましょう」を伝え続けています。
そして、話の聞き方として「なるほど」 「そうなのね」とあいづちを打ちながら聴くことや、子どもの言った言葉を繰り返す「オーム返し」の大切さを伝えています。
ただ聞くのではなく、子どもが話しながら自分で解決策を見つけられるように、子どもの思いをしっかり引き出し、受け止められる 「聴き方名人」になりましょう。
もちろん「子どもの話は目を見て心で聴きましょう」が基本です。では、家庭での「聴き方名人あいうえお」を考えてみましょう。
さあ、ここに何が入りますか。
正解は「あいづち、うなずき、えがおで、オームがえし」です。毎日お子さまの話をしっかり聞いてあげて、お子さまの思いをしっかり受け止めてあげてくださいね。
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