親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス
2017.11.17
嫌いな教科を家で勉強させたいとき
親の気持ちや考えが伝わる言い方
国語は大好きで、家に帰ったらすぐに宿題をするしテストもいい点ばかり。でも、算数が嫌いで、宿題は言われてもなかなか始めようとしない。テストを見ると、空欄だらけ。好きな教科と嫌いな教科があるのはあたりまえだけど、だからこそ嫌いな教科はきちんと家でも勉強させたほうがいいのではないかと心配ですね。 では、自分の子どものころを思い出してみましょう。まず、お父さんお母さんご自身は、どんな教科が好きでしたか? そして嫌いでしたか? 好きになったきっかけは何だったでしょうか? 意外に「親に『むずかしい言葉をよく知っているね』とほめられたから」「先生が『君は昆虫博士だね』と言ってくれたから」などと、人から認められた経験が大きかったのではないでしょうか。 さて、今はお子さんにどのように接していますか? 嫌いでできない教科こそ、親の忍耐強いはげましが力を発揮させるものです。
この前よりもできるようになったね!
テストの結果が悪くても、どこかに努力のあとがあるはずです。「前のテストよりも県の名前を覚えていたね」「この漢字、惜しいなあ。ここは、日じゃなくて目だったね」「計算の答えは違っていたけど、やってみようとがんばったんだから、えらいよ」……。そういうあとを見つけられますか? 子どもは苦手な教科でも得意になりたいという気持ちは持っています。少しでも「自分にもできるようになるかも」という自信を与えてあげてください。
お母さんに見せてね
そばについて勉強をみていてあげる時間はなくても、やり終わった宿題を点検してあげる時間はあるはずです。夜ごはんを作っているときに、食卓で勉強をするようにしてもいいでしょう。苦手なことは、誰かがいっしょにいてくれるだけで取り組めるようになれます。「そばにいるよ」「見ているよ」というメッセージを出してみましょう。
教科書を見てみようか
その学年で学ぶことは、教科書に集約されています。子どもといっしょに教科書を読んでみるだけでも、十分な勉強になるはずです。
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