親野智可等先生の子どもを伸ばす家庭力

2020.07.14

夏休みを全力サポート

夏休みです。宿題という悩みがだんだんと大きくなってきたのではないでしょうか。でも、ご安心ください。子どもたちが喜んで取り組み、楽しくできるいい方法があります。
しかも、自信がつきその後の成長につながります。ぜひ、参考にしてみてください。

とりあえず1問形式

普段、子どもは「やらされること」が多く、自分が心からやりたいことに夢中になれる時間をあまりもてません。そこで自由な時間をとりやすい夏休みは子どもがやりたいことを積極的に応援してあげましょう。動物、音楽、工作、漫画……対象は何でもかまいません。学校の勉強に直接関係がなさそうだからといって、「そんなことより勉強しなさい」などとは言わないでください。子どもが好きなことに夢中になって取り組むと、様々な成長が期待できるのです。
とは言ってもたまっていく宿題は、気になりますよね。そんなときは、やりたいことに取りかかる前に「とりあえず、算数プリント1問だけやっておこう」などと声をかけてあげてください。遊びに行く前、1問だけならかなりハードルが下がりますし、1問やるときに、自然に全体が目に入り見通しがつきます。出口がほのかに見えた瞬間に、全体量もわかり、現在地も、そして残りの量もわかり、気持ちが一気に軽くなり、やる気もわいてきます。見通しがついていると、本格的に取りかかるときのハードルが大いに下がります。
好きなことも熱中でき、宿題もはかどること間違いなしです。

できないところは手伝ってあげて

子どもがわからないところは、イライラせず明るい雰囲気で手伝ってあげましょう。自分を応援してくれるおうちの人に対して感謝の気持ちが強まります。
子どものことをほめたり認めたりする機会も多くなります。

やりたいことをとことん応援

どんな子どもにも好きなことや日頃よくやっていることがあります。それを夏休み中にもっと深めてあげましょう。この過程をノートにまとめれば、立派な自由研究にもなります。

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