親野智可等先生の子どもを伸ばす家庭力

2020.06.23

夏休みのタイムマネジメント法

これから始まる夏休み。のんびり過ごしていたら、宿題が山積みになったまま、いつの間にか夏休み終盤。

「なんで早くしなかったの!」と大きな声を出してみても後の祭り……。そんなご家庭は少なくないと思います。

そこで今回は、今年こそ子どもをしからない夏休みにする方法をお話ししましょう。

夏休みの時間を有効に使うコツ

間もなく子どもたちが大好きな夏休みです。
日頃はのんびりできない現代日本の子どもたちですから、夏休みくらいはリラックスさせてあげたいというのが、私の正直な気持ちです。でも、実際はなかなかそうもいかないのが実情であり、その最大の原因が宿題です。長年小学校の教師をしてきた経験で言うと、夏休みの宿題に自ら計画的に取り組める子はかなり少なく、夏休みの後半になって、親子で慌てるケースが多いです。
宿題もやらずにダラダラしているわが子を見て、いけないと思いつつもしかってしまった経験を持つ方が多いと思います。しかし、これでは楽しいはずの夏休みも台なしですね。実際、私が教えた子の中にも、「毎日しかられるから夏休みは嫌い」と、はっきり言った子もいました。
でも、ご安心ください。次に紹介する、宿題の全体量や計画の「見える化」とおうちの方の「見届け」で、ほとんどの子どもが夏休みの宿題に計画的に取り組め、楽しい夏休みを送れるようになります。
ただ、そもそも夏休みとは、暑くて大変だから休もう!という期間のはず。子どもにもぼーっとする時間は必要です。せっかくの夏休み。親子で一緒にリフレッシュして、新学期を迎えられるといいですね。

見届けてあげよう

子どもの宿題が終わったらおうちの人はできているか見てあげましょう。
できていたら、カレンダーに花まるをつけたり、「がんばっているね」「計画どおりにできているね」と声をかけたりして褒めてあげてください。
おうちの人の見届けが続けば、子どももやり続けることができます。

カレンダーに書いて「見える化」

初めに、夏休みの宿題や予定をすべて書き出します。そして、大きなカレンダーを用意し、書き込んでいきましょう。なかなか大変な作業ですが、おうちの人がリードしながら、一緒に計画を立てましょう。

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