親野智可等先生の子どもを伸ばす家庭力
親の愛情の伝え方
夕食の準備で忙しくしているときや、朝の出勤前のバタバタしているときに限って、「お母さん、見て見て……」 「お母さん、あのね…」と話しかけてくる子どもたち。 つい「ちょっと待って!」と大きな声で言ってしまいます。そして「ああ、またやってしまった……」と自己嫌悪。今月は、忙しいからこそ、おうちの人にしてほしいことについてお話ししましょう。
愛情をしっかり伝えよう
おうちの人に相手をしてもらえなかった子どもは、愛情不足の状態になり、無意識のうちに親の気を引く行動に走ってしまいます。お腹が痛くなる、わがままを言う、弟や妹を泣かす、などです。
わたしも教師だったときに、「気持ちの安定」の大切さを日々痛感していました。親の愛情が実感できないまま、気持ちが不安定な子どももいます。その場合、友だちとトラブルを起こしやすくなり、教師の言うことに反抗的になり、勉強にも集中できません。
こういうことにならないためには、子どもが話しかけてきたとき、ほんの少しの時間、手を止めて聞いてあげましょう。子どもは親の愛情を実感できます。気持ちが安定し、友だちにも優しくでき、先生の言うことも素直に聞け、勉強にも集中できます。
そしてもう一つ、親の愛情を実感できるようにしてあげるために大切なのは、親の言葉とスキンシップです。
毎日やることがたくさんあって、忙しくしている方も多いかと思いますが、今一度「子どもが親の愛情を実感できているか?」と振り返ってみてください。そして、できることから始めてみてください。
自分のことを大いに語ろう
8秒ハグ
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