親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス

2018.12.03

辰巳先生、教えてください!こんなとき、どう言えばいいの?

辰巳先生、教えてください!こんなとき、どう言えばいいの?

                                    

注意しても生返事ばかりのとき

「言われたら すぐしなさいね」

何か注意されたら「すぐ」することが大切、というメッセージを伝えてください。そして、動いたら、それが上手にできたかどうかではなく、「すぐ」したことを心からほめてあげましょう。
「ぱっと動けて、えらいね!」と。

そのためには、親も言ったら言いっぱなしではなくて、子どもがすぐに動けるように見ていたり、「一緒にやろう」と声をかけたりできるといいですね。

親に口答えをするとき

「お母さんは こう思うんだけど」

頭ごなしに「こうしなさい」ではなく、親がどう考えているかを伝えるようにしてみてください。
「傘を持っていきなさい」ではなく、「夕方には雨が降るらしいけど、お母さんは傘があったほうがいいと思うよ」と。そんな伝え方であれば、子どもは「僕はいらないと思うんだ」「そうだね、持って行くほうがいいね」など、やはり自分の考えを素直に伝えられます。

集中力が続かないとき

「これだけは 終わらせようか」

大人にとっては簡単そうでも、子どもにとっては大きな気力・体力を使うことがあるものです。
計算ドリルをすべてやりとげなくても、「この1枚」「この1問」に集中して、しっかり終えられればよし、とハードルを低くしてみませんか。
大人も同じですが、目標があまりに大変そうだと最初からやる気を失いがちだからです。

すぐに諦めてしまうとき

「ここまで できているじゃない!あと少しだよ」

まるごと「できない」わけではないと、できるところをはっきりさせてあげると「ここまではできているんだ」と自信を取り戻し、「あと少し」と気が楽になります。
算数で、途中の計算までできる、その先の考え方がわからないというなら、「ここまでわかったなら、まずは第一ステップクリアじゃない」など、階段は登れているんだよ、と教えてあげてください。
「あと少し」は、今すぐわからなくても、仕方がないのかもしれません。でも、「ここまではわかっている」と気持ちが少しでも前進できれば、十分です。

「きょうだいで、いちばん好きなのは?」と聞かれたら

「あなたが いちばん好きよ」

「お母さんは、誰がいちばん好きなの?」と子どもが真剣な目をして聞いてきたら即答してあげてください。ぎゅっと抱きしめながら、「あなたが、いちばん!」。
条件反射でいいのです。「じゃあ、お姉ちゃんのことは?」と聞いてきたら、「お姉ちゃんもいちばん好き!」と即答を。
「えー、どっち?」とさらに聞いてきたら、自信を持って「どっちもいちばん!」。冷静で合理的な説明は不要です。「いちばん!」という親のどっしりした言葉が大事なのではないでしょうか。

子どもが朝、機嫌が悪いとき

「朝から機嫌の悪い顔をしないのよ」

朝はだるかったり眠かったりして、機嫌が悪くなくてもむっつりした表情になってしまいがちです。子どもが「私、別に普通にしてるよ」と言ったら、「鏡を見てごらん、怖い顔になっているよ」と教えてあげるといいでしょう。

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