辰巳渚さんの 親だから伝えたい 話しておきたい 子どもへのアドバイス
友だちへの批判や悪口が気になるとき
「〇〇ちゃんってすぐ怒って『帰る』って言うから、いや」「△△くんはゲームを自慢するから、もう遊ばない」……、子どもながらも、友だち関係でうまくいかないことはありますね。「いや」「遊びたくない」と自分の意思を言えるのはいいことだけれど、いじめが気になる昨今一歩間違うと、友だちの批判や悪口になってしまいます。日常の会話のなかで、気になる発言があったときに、少しずつ注意していきましょう。ポイントは、①「そもそも人の批判をしない」②「批判している内容について、別の側面を見られるようにする」です。
①人のうわさ話をするときは、いいことだけ。悪口や批判は口にするだけで人を傷つけるし、まわりまわって自分に返ってくるものです。②他人の目から見たら不快な行動でも、本人にとっては意味があります。「〇〇ちゃんは、あなたとは違う考え方や感じ方をしているんだね」と、人それぞれであることを教えましょう。
三択シミュレーション こんなときどうする?
日常的なシーンをもとに、親の声かけについて考えてみましょう。
こんなときあなたならどう言いますか?
シーンを思いうかべて答えてください。
友達を批判したり、悪口を言ったりしたとき、どう受け止めればいい?
1 なぜ○○ちゃんはそうしたのかな
2 人のふり見て 我がふり直せ、だよ
3 ひとの悪口は言わないようにしなさい
辰巳さんからのアドバイス
それぞれの選択肢に対する辰巳さんからのアドバイスを紹介します。
今まで自分では意識していなかった子どもへの接し方や、親として気をつけたいポイントが見えてきます。
「正解」を求めるのではなく、「気づき」の参考にしてください。
1 なぜ○○ちゃんはそうしたのかな
2 人のふり見て 我がふり直せ、だよ
ことわざや格言は先人の知恵です。くどくど説明するよりも、一言できりっと伝わる魔法の言葉なのです。自分が言われて覚えているものがあれば、子どもにも伝えてみましょう。子育ての先輩であるおじいちゃんおばあちゃん、周りのママ友などから言葉を借りるのもいいですね。
3 人の悪口は言わないようにしなさい
食卓で、おうちの人が誰かの悪口を話題にするようなことも避けたいですね。
辰巳さんからの宿題:友だちができる場面を一緒に想像
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