親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス

2018.01.23

子どもから批判されたとき

親の気持ちや考えが伝わる言い方

子どもからの指摘に、どきっとすることがありませんか。「お母さんは、いっつもあとでって言う」「お父さんだって、靴下を脱ぎっぱなしにするのに、ずるい」……。親の態度や注意に対して、素直に従うか、「やだ」などと抵抗するだけだった子どもが、成長して親を批判するようになるときが来るのですね。ただのわがままなら、たしなめればいいけれど、親が気に留めて

ほしいのは、そこに子どもからのメッセージが込められているときです。お父さんやお母さんに話を聞いてほしいのに「あとで」と言ってちっとも聞いてくれない。「もっと私の話を聞いて」というメッセージが込められている場合があるでしょう。それに気づかず聞き流してしまうと、子どもはそのうちメッセージを伝えることを諦めてしまうかもしれません。子どもからの批判は、批判ではありません。親に「もっとこうしてほしい」という願いの表れ。ゆったりと受け止めてあげてください。

いつもじゃないでしょう?なんでそういう言い方するかなあ

聞き流したうえに逆に子どもを批判してしまっては、子どもはがっかりなうえに悲しいですね。どうしても話を聞く余裕がなければ、「そうかあ、お母さん、あとでって言ってばっかりなのかあ、ごめんね」と子どもの言った言葉を受け止めるだけでもいいので、やってみてください。                     

今忙しいから、話を聞けないのはわかるよね。あとにしてくれる?

親の側に筋の通った理由があるなら、それを説明すればわかってくれる、と思うのは大人の理屈です。理由を理解すれば「今、話を聞いてほしい」という願いや「あと回しにされた」という寂しさが消えるわけでもありません。説明するために使う1分の時間を、話を聞くことに使ってみてはいかがでしょうか。

ごめんごめん。じゃあ話を聞かせて

いったん、気持ちを100%向けてあげると子どもは満足するものです。1分でいいので、話を聞いてあげましょう。ただし、いつでも子どもの言うとおりにしましょう、という意味ではありません。タイミングが悪くて「あとで

ね」と言ったのに、それでも聞いてほしいというメッセージを送ってきたときには、それに気づいてしっかり受け止めるだけでいいのです。

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