辰巳渚さんの 親だから伝えたい 話しておきたい 子どもへのアドバイス

2017.12.05

新学期の登校時、元気がないとき

夏休みが終わって、新学期を迎える朝。「学校に行くのが楽しみ!」と元気な子もいれば、「行きたくない」としおれている子もいるでしょう。親の直感で、「寝坊の癖が抜けていないな」「勉強が嫌なのかな」などと原因がわかるなら、あまり気にせず「行ってらっしゃい」と明るく送り出せば大丈夫です。大人でも連休のあとは仕事に出たくないもの。自分の気持ちのコントロールは、子どものうちから何度も練習することでできるようになっていきます。原因がわからず、子ども自身も自分の感情をもてあましている様子なら、ちょっと声をかけてみましょう。大人でもそうですが、子どものうちはなおさら、気持ちのもやもやの原因が自分でもわからないことが多いものです。親からの声かけで、子どもが自分の力で元気になれるならよし。親のサポートが必要なことが早めにわかれば、なによりです。

三択シミュレーション こんなときどうする?

日常的なシーンをもとに、親の声かけについて考えてみましょう。

こんなときあなたならどう言いますか?

シーンを思いうかべて答えてください。

新学期になんとなく登校を嫌がる場合、どう声をかける?

1 学校に行きたくないの?

2 どうしたの?/何かあったの?

3 元気出して!

辰巳さんからのアドバイス

それぞれの選択肢に対する辰巳さんからのアドバイスを紹介します。

今まで自分では意識していなかった子どもへの接し方や、親として気をつけたいポイントが見えてきます。

「正解」を求めるのではなく、「気づき」の参考にしてください。

1 学校に行きたくないの?

今の気持ちを親がわかってくれていることが伝わるだけで、安心するものです。子どもが「行きたくない」と思っているのかどうか、そのことを確認してみてください。「行きたくない」のではなく眠いだけかもしれません。理由を知りたくなるのが親心ですが、聞き出すのはその後にしましょう。また、「言いたくない」と言うなら無理に聞き出さないほうがいいでしょう。しばらく間を置いてみてはいかがでしょうか。

2 どうしたの?/何かあったの?

このような問いかけは、じつは答えるのがむずかしいものです。試しに、自分自身に問いかけてみてください。はっきりと「~があった」と言えないのではないでしょうか。「わかんない」「知らない」と子どもが返事をすると、「なんなの?」ともどかしいでしょうが、少しゆったりと構えてみましょう。「お母さん、〇〇くんが元気がないから、心配なの」「お母さんにしてほしいこと、ある?」などと話してみるのもいいですね。

3 元気出して!

たとえば、すでにがんばっている受験生に「がんばれ」と言うのは配慮がない、といった指摘がなされます。もちろん、無責任な「がんばれ」「元気を出せ」といった励ましは相手の負担になるかもしれません。けれど、お母さんが頼もしく、明るく子どもに接するのは、とても大切なことではないでしょうか。「お母さんも、今日から大事な仕事が始まるの。がんばろうね!」などといった励まし方も、親子の間であってもいいと思います。

辰巳さんからの宿題:親は昔の自分の経験を話して

親の体験を話してみましょう。夜に、「今日、学校は楽しかった?」などと聞いてみるのと同時に、自分も学校に行きたくない朝があった、親に言えない悩みがあった、などと話してみてください。どんな反応が返ってくるでしょうか。
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