辰巳渚さんの 親だから伝えたい 話しておきたい 子どもへのアドバイス

2017.12.25

危険な遊びが好きなとき

危険な遊びが好きなとき、親としてどう注意したらよいでしょうか。親の受け止め方と、子どもの心に届く声かけについて考えましょう。

男の子は戦いごっこが好きなものです。ゲームのヴァーチャルな戦いが好きな子も、公園などでおもちゃの銃などを使ってリアルに戦うのが好きな子もいるでしょう。ゲームばかりしていても心配ですが、リアルな遊びはケガをしたり人に迷惑をかけたりしないか、気になりますね。では、危ない遊びは禁止して、安全に室内ばかりで遊ばせればいいのかというと、そうもいきません。子どもは、自分の身体で経験したことからひとつずつ学んでいくことで成長します。自分がけがをした失敗からけがをしない物の扱いを考え、近くにいた人とぶつかって「危ないでしょう」と叱られた経験から「次からはまわりに気を配ろう」と公共の場で行動するときルールに配慮するようになるのです。おもちゃやゲームには対象年齢が書いてあります。親の目から見て危険に見えても、年齢に応じているなら、注意すべきことを教えながら楽しく遊ぶように導いてあげましょう。

親の気持ちや考えが伝わる言い方

1 最初に遊ぶときは、お母さんも見ていていい?

新しいおもちゃで遊ぶときは、どこに注意すべきポイントがあるかを親の目で見ていて、その場で都度教えましょう。昔は、親ではなく年上の子が一緒に遊びながら年下の子に教えたものなのですが、現代はそうもいかなくてたいへんですね。

2 体育ではどんなことをしているの

小学生になると、身体はどんどんたくましくなっていきます。小学校の体育の内容は成長に合わせた内容になっているものです。違う視点で子どもの身体的な能力を把握しておくと、遊びの場面でも安心できるかもしれません。

3 なにかあったら、ちゃんと教えてね

事前に約束しておくのも大事です。どんな遊びをしていても、けがをさせたり大人から叱られたりすることはあるもの。親同士で話す方がいい場合もあります。ちょっと様子がいつもと違うと思ったら、「なにかあったの?」などと声をかけるのも必要ですね。

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