親野智可等先生の子育て診断テスト
最近元気のない我が子。うまく話を引き出すには?
小学6年生のE君がこの頃元気がないので、お母さんは心配でたまりません。 |
【A】 「F君にいじめられているの?」
【B】 「F君とけんかでもしたの?」
【C】 「F君は、この頃どう?」
【D】 「この頃F君と遊ばないね」
診断結果
【A】「F君にいじめられているの?」
もし本当にいじめられている場合でも、このように聞くと、なかなか本当のことを言わないことがあります。
子どもにもプライドがあるので、言いたくないのです。
親に心配をかけたくないという気持ちも働きます。
つまり下手なことは言えないと、警戒させてしまうのです。
【B】「F君とけんかでもしたの?」
これもAと同じです。
【C】「F君は、この頃どう?」
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【D】 「この頃F君と遊ばないね」
この言い方も、多少子どもに警戒されると思います。
解説
プライドを傷つけない聞き方をするのがコツ
話を引き出すためには、子どもに警戒させない切り出し方が必要です。
いちばんいいのはCです。
職場や近所で悩みがありそうな人がいるとき、みなさんは直接的な聞き方をしますか?
「○○さんとうまくいっていないの?」などというように。
たぶん、そういう聞き方はしないはずです。
このように聞くと、相手はなかなか本当のことを言わないものです。
もう少し遠回しに切り出すのがコツです。
自然にそのような話題になるようにもっていくのが、うまいやり方です。
親子の間でも、全く同じです。
最初の切り出し方がとても大切です。
下手な切り出し方をすると、子どもに警戒されてしまいます。
一度警戒されると、その後何一つ聞き出せないということにもなりかねません。
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