親野智可等先生の子育て診断テスト
保護者面談で、先生に我が子の何を伝えますか?
今日は保護者面談。 |
【A】 「本当にだらしがなくて困っています」など、子どものマイナス面もちゃんと正直に言う
【B】 「張り切って頑張ってるんですよ」など、子どもをうそでも褒める
【C】 できるだけ家での様子は言わないで、先生から学校の様子を聞き出すことに努める
診断結果
【A】「本当にだらしがなくて困っています」など、子どものマイナス面もちゃんと正直に言う
我が子のマイナス面を一生懸命、先生に宣伝して、どんないいことがあるでしょうか?
いいことなど、一つもありません。
それどころか、「なんだ○○君はそういう子なのか。親が言うんだから間違いないだろう。
そういえば、確かにそんな気もするな」ということになります。
これは、親としては非常にまずい戦略です。
【B】「張り切って頑張ってるんですよ」など、子どもをうそでも褒める
親がとるべき戦略は、我が子に対するいいイメージを先生にうえ付けることです。
そのためには、うそを言ってもいいのです。
そして、先生に「そういえば、○○君、いろいろ張り切ってるな。そうか、家でも頑張っているんだな。よし、大いに褒めてやろう」と思わせればいいのです。
先生がそう思うようになれば、実際にだんだんそうなっていきます。
【C】できるだけ家での様子は言わないで、先生から学校の様子を聞き出すことに努める
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解説
保護者面談では、何を伝えるべきか
先生に我が子に対するいいイメージを持ってもらうことが大切です。
いちばんいいのはBです。
親の中には、我が子のマイナス面をしきりに宣伝する人がいます。
機会があるごとに、先生にも周りの人にも一生懸命、宣伝しています。
本人がそこにいるのに、平気で言う人もいます。
「だらしがなくて困る」「怒られないとやらない」「何回言われてもできない」。
親のそのような言葉は、とてつもなく大きなマイナスであり、子どもの心にほとんど破壊的な影響を与えるものです。
わたしは、親はうそでもいいから我が子のいいところを人に言うべきだと思います。
そして、ときには子ども自身にも言ってほしいと思います。
なぜなら、先生も周りの人も親も本人も、みんながそう思っていると、
だんだんそうなっていくからです。
親は我が子のためにうそつきになればいいのです。
でも、そのうそはただのうそではありません。
愛情いっぱいのうそなのです。
それは、うそというより願いです。
もっと言えば、祈りなのです。
「張り切って頑張っているんですよ」というのは、親の祈りなのです。
願いや祈りを口にし続けていると、だんだんそれはかなえられていきます。
ですから、我が子のために心を込めて祈り、心を込めて願いを口にしてください。
我が子のために、心を込めてうそをついてください。
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