篠原先生
お料理はボケボケくん予防
食べ物が脳を作る
脳は食べた物からできていて、食べた物で動いています。
だから、バランスのいい食事がバランスのいい脳づくりにつながるのです。
そのポイントは、「まごはやさしい」です。
ま(豆類) ご(ゴマ類・ごはん) は(わかめ:海藻類) や(野菜) さ(魚) し(しいたけ:きのこ類) い(イモ類)
を食事に取り入れることが、脳に良い影響を及ぼします。
今回はさらに、お料理を作ること自体が脳トレだという話をします。
お料理は脳トレだ!
何はともあれお料理中の脳をのぞいてみましょう。
左の図はお料理をしているときの、みなさんの左右のこめかみあたりの脳です。
赤くなっているところが盛んに活動しています。
ちなみに、
1. 「うめ ばら つくえ ひめ」覚えてね。
2. ふじのやま、を逆から言って。
3. さっきのことばは何だっけ?
というように、いかにも脳を使う問題をしているときも、似た活動が見られます。
つまり、いかにも首から上を使うような脳トレでなくとも、お料理つくりで十分脳トレだということです。
料理はワーキングメモリを使いまくる
料理は材料を考え、メニューを考え、手順を考え、手を使い、終わったときには始末もついているわけです。
ですから、一時的に記憶をアクティブにし何らかの結果を出す、というワーキングメモリの力を使いまくっています。
また、あれをやりながら、これをやるという上記のテストに似た脳の働きもずっとしているわけです。
ですから、料理は脳トレ、は当たり前といえば当たり前です。
実際、脳機能が低下してくると料理が億劫になってきます。
プラスアルファでさらに脳トレ!
普通にお料理をしていても十分脳トレですが、ちょっと工夫するとさらに前頭葉活動が高まります。
1. 料理時間を短く設定する。いつも20分なら15分。
2. いつもより一品増やす。
3. いつもよりレンジ口を一つ余分に使う。
もちろんお料理はだんなさんの脳トレにもなります。
「私本当は作りたいんだけど、あなたの脳が心配なの。ひげのおやじが料理は脳トレだって。今度の週末はよろしくね」
なんてのもいいですね。
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