子育て仲間(教えてにアドバイス)

2017.11.16

二人の子どちらも大切を伝えるには?

年長の男の子と年少の女の子の二人の母です。一人っ子の私は兄妹のあり方がよくわかりませんが、大人になっても「お母さんはお兄ちゃんばかりかわいがってる」と思っている友人も多いので、常に平等を意識してきました。その結果、二人に厳しくなっているのか、二人とも自分よりお兄ちゃんが、妹が、と思っているようです。ときどき「どっちが大切?」と聞くので、男の子で一番は兄、女の子で一番は妹と答えていますが、もっといい対応はありますか?

                                        【神奈川県 伊藤さん】

みなさんからのアドバイス

専用のノートや鉛筆で弟も一緒に

年長の女の子、年少の男の子のママです(私自身は三姉妹の長女)。ほめるときは、「お姉ちゃんそっくりで、かしこいねえ」「お姉ちゃんのお手本見てたから覚えたんだね」など、もう一方をほめつつほめます。叱るときも、明らかに片方が悪くても、「○ちゃんも積み木を壊されて嫌だったら、ちゃんと嫌って言ってごらん」と、もう片方にも言います。「○ちゃんは、お姉ちゃんに会いたくて、うちの子に生まれてきたんだって」も有効で、ケンカ後によく言います。

【山形県 るいはるママさん】

こう言うと安心感がいっぱいに

9歳の男の子と6歳の女の子の母です。二人とも平等にと考えていたらきりがないので、「二人とも大好き」と日ごろから伝えています。妹には「お兄ちゃんがいてよかったね!」、兄には「妹がいてよかったね!」、「兄妹仲良しでいてくれて、お母さんうれしい」と言うと、子どもたちも安心感でいっぱいになりますよ♪

【佐賀県 めぐちんさん】

二人とも大切と伝えます

きょうだいがいると、避けて通れない疑問ですよね。私は「二人とも大切」と素直に伝え、それぞれの長所を具体的に話すようにしています。子どもが園から借りてきた絵本『パパとママのたからもの』(*)にヒントを得ました。自分と相手、双方のよいところを知るいい機会でもあるのだと思い、実行しています。
(*サム・マクブラットニィぶん/アニタ・ジェラームえ/小川仁央やく/評論社)

【高知県 円さん】

昔のたとえ方も素敵ですよ

昔の人はこう言ったそうです。一つのおまんじゅうを二つに分けて、「どちらがおいしい?」と子どもに聞きます。同じおまんじゅうだから答えは「どちらも同じ味」。「二人ともママのお腹から生まれたんだから、このおまんじゅうと同じように、二人とも同じく大切よ」。一番と言ってもらって、そのときは満足しても、すぐ不平等を感じるようなら、一番とは言われないけど大切に思われている、そんなたとえも素敵だなと感じました。

【福島県 しりとりママさん】

よいところを思い切りほめ一人ずつと過ごす時間も

私も兄妹ですが、兄は母から「やさしくて頭もよくて」とほめられ、私は100点とっても「当たり前」、マラソン大会で1番でも「新記録をとりなさい」と言われて育ちました。ハングリー精神は強くなりましたが、未だに自分に自信がもてません。自分自身も三姉妹の母となりましたが、それぞれ同じように育てていても個性が出ます。ダメなところにはあまりふれず、よいところを思いっ切りほめています。頭のよい子、まわりが見られるやさしい子、笑顔が素敵でかわいい子。あと、三人と過ごす時間と、それぞれ一人ずつと過ごす時間、両方をつくるようにしています。

【愛知県 柚桜鈴さん】

編集者からのひとこと

子ども時代の体験を交えたアドバイスも複数いただきました。同じようにほめる、大切と言う、の積み重ねがポイントかもしれませんね。気長に伝えていきましょう♪
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