辰巳渚さんの 親だから伝えたい 話しておきたい 子どもへのアドバイス

2017.12.14

身支度に関心がないとき

あまり身支度を気にしない子には、どう声をかけて、どんなふうに注意したらよいのか、考えましょう。

親が身の回りの世話をしてあげる年齢が過ぎて、子どもが自分で服を着たり爪を切ったりするようになってくれると、少し手が離れてほっとしますね。けれど、気がつくと歯は磨かない、髪はとかさないまま学校に行こうとしたり、脱ぎ捨ててくしゃくしゃになったままのTシャツをまた着ていたり……。「歯を磨いたの」と確認すると、「磨いたもん」と言い逃れをする場合もあるでしょう。
女の子なら幼いうちからきちんとした身だしなみを身につけてほしいし、男の子なら清潔で好感をもたれる人になってほしいと思いますね。親がいちいち手を出さず、チェックだけするようになるころから、身だしなみの大切さを教えましょう。要は、「自分がよければいい」ではなく「人からどう見られるか」を大切にしなさい、と伝えるだけでいいのです。自分に自信をもって生きられる人になるためには、まわりとうまくやっていく力が問われるのですから。

                          

親の気持ちや考えが伝わる言い方

1 まわりが嫌な思いをすることはしないのよ

口が達者になってくると「だって私は気にならないし」などと言い返すこともあるでしょう。「あなたが気にならなくても、まわりの人は気になるの」「お母さんは、しわくちゃの服でわが子が歩いているのは恥ずかしい」と伝えてみてください。

2 汚れた靴を履いているとだらしなく見えるよ

批判するのは行為や物にしましょう。「あなたはだらしない!」と子どもの人格や性格を否定しても、逆効果です。

3 ハンカチは持った?

うるさいと思われようと、少なくとも小学生・中学生のうちは、基本の身だしなみについては親が毎朝のように確認してもいいのです。爪が伸びていたら「爪を切りなさい」、制服がほこりだらけなら「服にブラシをかけなさい」などと声をかけ、親がやってあげるのではなく自分で手を動かしてやるように見届けましょう。

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