親野智可等先生の子育て診断テスト
あなたの子育てのモットーは?
あなたの子育てのモットーは、次のどれに近いですか? |
【A】 いいところを伸ばしてあげたい
【B】 できないことをできるようにしてあげたい
【C】 人に迷惑をかけない子にしてあげたい
診断結果
【A】いいところを伸ばしてあげたい
こういうモットーの親は、プラス思考(加点主義)の子育てができます。
「○○できてすごいね」「あなたは○○が好きだね」「あなたは○○が得意だね」「あなたのいいところは○○だよ」「頑張ってるね」などの言葉が多くなります。
それで、子どもはいい自己イメージを持つことができ、実際にそうなっていきます。
【B】できないことをできるようにしてあげたい
こういうモットーの親は、マイナス思考(減点主義)の子育てになりがちです。
「また片付けができてない。何度言ったらわかるの!」「支度をさっさとできるようにしないと、学校で困るでしょ」「それじゃダメでしょ」「あなたは○○ができないね」
「○○を直しなさい」などの言葉が多くなってしまいます。
それで、子どもはいい自己イメージが持てなくなり、自信をなくしていきます。
【C】人に迷惑をかけない子にしてあげたい
こういうモットーの親も、マイナス思考(減点主義)の子育てになりがちです。 |
解説
ほめて自信をつけてあげる。
プラス思考(加点主義)の子育てが大事です。
いちばんいいのは、Aです。
BやCのような親は、どうしても子どもの苦手なところやできないところを直そうという気持ちが強くなります。すると、がみがみ叱ることが多くなります。
でも、親にがみがみ言われても、子どもはなかなか自分を変えることができないものです。
大人でも自分を変えることはなかなかできません。子どもなら、なおさらです。
なぜなら、子どもは大人よりも自分を変えたいというモチベーションが低く、意志力も弱く、人生経験も少なく、いろいろと工夫する能力も十分ではないからです。
「子どものうちなら直しやすい」というのは、全くの迷信です。
それに気付かずに、子どものうちに直そうと思っていると、親子で苦しむことになります。
苦手なことばかりに目がいって、毎日イライラして生活することになります。
子どもも、安らかで楽しい生活ができません。そして、自分への自信をなくしていきます。
さらに、自分は親に愛されていないのではないか、受け入れられていないのではないか、などという疑問も芽生えてきてしまいます。
それよりも、子どものいいところに注目して、それをどんどん伸ばしてあげるほうが得策です。
ぜひ、こういう言葉を子どもに何度も言ってやってください。
「あなたにはこんなにいいところがあるよ。それをどんどん伸ばしていこうね。そうすれば、楽しく生きられるよ。そして、それがみんなの役にも立つんだよ。」
苦手なところには、目をつぶっていればいいのです。
こちらの方が、毎日楽しく明るく生活できます。子どももどんどん伸びていきます。
そうすれば、苦手なところなど目立たなくなってしまいます。
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