親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス
2017.12.05
包丁を使ってみたいと言い出したとき
親の気持ちや考えが伝わる言い方
子どもが「包丁でにんじんを切ってみたい」などと料理に関心をもったとき、親としては、「やりたい」という気持ちを尊重してあげたくなりますね。
けれど、まだ小さいのだから、大人の包丁は危ない。指でも切ったら、たいへん。そう思うと、気軽に「いいわよ」とは言えなくなります。何歳ならできるのかは一概には言えないけれど、親がそばについていられるなら、どんなことでもやってみたほうが、やらないよりも経験になります。それに、子どもは自分のことをよくわかっています。自分ができるかできないか、ぎりぎりのラインにあることにチャレンジしたがるもので、絶対にできないようなことには、そもそも興味をもちません。
だから、興味をもったのなら、やり方をきちんと教えたうえで、やらせてみましょう。真剣に取り組めば、結果はどうあれ、子どもはきっと達成感があるでしょう。親も、思いがけずなんでもできる子どもに気づかされるかもしれません。
お料理のお手伝いは、包丁だけじゃないのよ
包丁を持たせてみたものの、まだうまく使えない場合、子どもは「もう、いい」と放り出してしまうかもしれません。そんなときは、別のお手伝いを頼んでみましょう。玉ねぎをむく、みそ汁のだしをとる、フライの衣をつける、いろいろできることはあります。
包丁で指を切ったら、どうしたらいいかな
危ないからとさせないでいたら、けがをしたときどうすべきかが、いつまでたっても覚えられません。まずは、猫の手のように指先を丸めるなど、けがをしないように教えることが大切ですが、もし、切ってしまったときは、傷口をさっと洗って、ぎゅっと上から押さえる。万が一、なかなか血が止まらない場合は病院に行くということも、教えておくと安心です。
包丁はこうやって使うのよ
わくわくしながら、はじめて道具を扱うときこそ、道具の扱い方をしっかり教えましょう。包丁は掌でしっかり握ること、上から押さえて切るのではなく、刃を引くか押すかしながら切ること、そして使い終わったら洗って乾かしておくこと。道具の扱い方は、親から教わらなければ身につきません。
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