親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス
2017.12.05
一人で寝るのを嫌がるとき
親の気持ちや考えが伝わる言い方
子どもが幼いうちは、夜、寝るときに、お母さんがいっしょの布団で眠るお宅は多いことでしょう。けれど、小学校低学年を過ぎてくると、親としては、そろそろ一人で寝てほしくなってきますね。親だって、夜、ゆったり過ごす時間は貴重なのだから。それなのに、「8歳になったら、一人で眠れる?」と聞いても、「一人じゃ嫌だ」などと半泣きになってしまう。何歳なら、一人で寝かせてもいいのか、迷いますね。ただ、どんな子どもも、しっかり者と甘えん坊とのあいだを揺らぎながら成長していくものです。そして、一人で暗い中で眠るのは、さびしくて当然です。まずは、お誕生日や新学年の節目が近くなったら「一人で眠れるようになろうか」と伝えておきましょう。子どもがだんだんその気になれるといいですね。それに、「今日からは、寝るときはぜったいに一人」と決めなくてもいいのです。子どもの揺らぎを受けとめながら、少しずつ手を離していってください。
○○になったら、一人で眠れるかな
まずは、誕生日や新学年など、子どもにとっても節目となる日を考えて、「この日からステップアップ!」くらいのつもりで、話をもちかけてみましょう。半年くらい前から伝えてもいいでしょう。子どもは、どんなことでも「一人でできるようになりたい」という強い気持ちをもっています。その気持ちを応援してあげましょう。
楽しいことを空想してごらん!
眠りにつく前の時間は、いろいろと思いだしたり空想したりと、豊かに思いが広がる時間でもあります。親が読み聞かせなどでその空想につきあうのもいいけれど、子どもが自分一人の世界で遊ぶ時間だと捉えてみましょう。つき離すのではなく、一人にさせてあげる、くらいのつもりで。
ゆっくりおやすみなさい!
一人で眠れるといっても、リビングルームで「じゃあね」ではやはりさびしいでしょう。ベットまでいっしょに行って、布団を肩までかけてやって、ぎゅっと抱いたりおでこにキスしたり……。そして「おやすみなさい」の温かい一言を。そばにお母さんがいなくても、お母さんが見守ってくれていることを感じるはずです。
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