親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス

2017.12.05

いつも同じ家にばかり遊びに行くとき

親の気持ちや考えが伝わる言い方

よしの友だちがいて、気がねなく遊びに行ける家があることは、大人になってからも記憶に残り、子どもの財産となります。「うちとよそとは違ってあたりまえなんだ」「よそのお母さんはおやつをこういうふうに出してくれるんだ」といった感覚は、いずれ親から離れて、好きな人といっしょに自分の家庭を築くとき、きっと役に立ってくれるでしょう。だから、子どもがよその家に遊びに行くときには、「迷惑なのでは?」と心配せずに、よその家でのふるまい方をしっかり教えて送り出しましょう。子どもの友だちが遊びに来たら、気持ちよく迎えて、自分の子どもと同じように愛情と厳しさをもって接してあげましょう。そして、授業参観や買い物のときに親御さんと会ったら、「いつも遊びに行かせていただいているけれど、ご迷惑ではないですか?」と親が確認すればいいのです。また、自分の家の事情も、そういうときに話しておきましょう。それは親の役目です。

○○くんのおうちは楽しいの?

友だちの家に迷惑がかかっていないか心配なら、楽しいかどうかを聞いてみましょう。おうちの人に気がねしているなら、そういう返事が返ってくるでしょうし、気持ちよく迎えてくれているなら「楽しいよ」と言うでしょう。いつも同じ家にばかり行くのが気になって、たまにはよその家に行ってほしい、と思うこともあるでしょうが、子どもも子どもなりにお互いの家の事情を理解し合って、家を行き来しているものです。「△△ちゃんの家は、お母さんが友だちを呼ばないでって言っているんだ」「××くんの家は、お父さんが家で仕事しているから、水曜日しか遊べないんだ」……。子どもを信頼してみましょう。                                           

あいさつはちゃんとしている?

よその家できちんとふるまっていれば、おうちの人も迷惑に思うことはありません。お互いさまですから。「こんにちは」「さようなら」の挨拶だけでなく、冷蔵庫を黙って開けない、トイレに行くときは一声かける、おやつを出してもらったら「ありがとう」と言うなど。ただし、子どもは慣れないことはできません。家でやっていることを、よその家でもしているのだ、と思ってください。

叱ってもらって、よかったんだよ

よそのお母さんに叱られることもあるでしょう。二度と行きたくなくなるかもしれませんが、愛情があるからこそ、叱るのです。叱られなければ、自分が悪かったことに気づけずに終わります。親もいっしょになってがっかりしないで、子どもをはげましてあげましょう。     

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