親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス

2017.12.04

お母さんから 離れられないとき

親の気持ちや考えが伝わる言い方

もう小学生になったのに、お母さんのそばが好きで、あまりお友だちと遊んでくれない。甘えっ子なんだなと思ってはいても、「社会性が足りないのかも」と心配になることもあるかもしれませんね。それで、無理にお友だちのところへ連れて行っても、「お母さんがいい」とそばから離れない。ますます気になりますね。けれど、子どもがお母さんを好きなのは、あたりまえ。お母さんのそばがいちばん安心なのも、自然なことです。そのいちばん好きで安心できるところから、少しずつ自分だけでいられる距離を広げていくのが、成長です。成長といっても、一直線ではありません。ちょっと離れて、やっぱり不安で戻ってくる。しばらくくっつき虫でいて、たっぷりくっついたら、また少し離れてみる。そんなくりかえしのなかで、いつか気がついたときには、しっかり自分の足で立って歩いてくれているものです。そして、そのタイミングは、子どものなかに準備されているのです。       

お友だちと楽しく遊べて、 よかったね

子ども自身も、他の子のようにお友だちと楽しく遊びたいとは願っているものです。楽しく遊べない自分はダメなんだ、と感じているかもしれません。たまに、お友だちとたっぷりと楽しく遊べたときには、子どもは自分を誇らしく思うはず。お母さんも、いっしょに喜んであげましょう。そうやってお母さんが見ていてくれると安心することで、もっと自信がついてきます。                                        

ちょっとお母さんを、 一人にさせてね

「うるさいわね、あっちいってて」と突き放しては、子どもは「お母さん、私が嫌いなのかも」と不安になってますます親から離れられなくなってしまいます。「あなたが嫌なわけではなく、考え事をしたいから、お母さんを一人にさせてね」といった言い方をすれば、子どもも安心できます。     

○○ちゃんがそばにいると、 お母さん、幸せ

こんなことを言うと、ますますくっついて離れなくなるでしょうか。いいえ、子どもは、お母さんも自分と同じだと満足して、かえって、そばから離れられるのです。       

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