親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス

2017.12.04

お父さんと仲よくできないとき

親の気持ちや考えが伝わる言い方

お父さんが口うるさいタイプで、子どもを叱るときも、お説教がとにかく長い。子どもは、そんなお父さんに反発するようになって、「わかってるよ!」「うるさい!」などと口ごたえ。すると、お父さんも「その言い方は何だ。きちんと話を聞きなさい」と怒って、口論になってしまう。横で見ているお母さんは、はらはらですね。そういうとき、お父さんと子どもの橋渡しをしようと、横から口ぞえをするのは、逆効果になりかねません。お父さんの味方をすれば、子どもは孤立してしまう。子どもの味方をすれば、「君がそうやって甘やかすからだ」とお父さんはもっと怒ってしまう。ここはぐっと我慢して、黙ってふたりのやりとりを聞いているようにしましょう。横で見守っている必要はありません。皿洗いや片づけなど家事で忙しいふりをして、なんとなくそばにいるくらいがちょうどいいのです。そして、あとからそっと、それぞれにとりなしてあげましょう。

そうだね、話、長いよね

子どもが、自分が悪いことは認めても、たとえば「お父さんはくどいから、いやだ」などと言うなら、それは子どもの偽らざる気持ちなのです。それを「そんなこと言っちゃダメ」と強く否定したり、「ほんと!お母さんもうんざり」と感情的に同調したりせずに、いったん「そうだね」と受けとめましょう。お母さんがわかってくれるだけで、子どもは安心します。そのうえで、「ただ、あなたがすぐにごめんなさい、と言えば、あんなに長くならなかったんじゃない?」などと、子どもが取るべき態度を伝えてあげてください。                               

お父さんの言いたいこと、わかってるよね

子どもは、大人が思っている以上に、いろいろなことを理解しています。反発するのは、内容ではなくて、お父さんの言い方が嫌だったりするのです。あとから、お母さんが「帰る時間が遅いのは、よくないって、わかっているよね」などと伝えれば、「うん、僕、悪かったとは思ってる」と素直に認めるはずです。

あの子もわかってるみたいよ

一般的に、大人の男性は自分の意見を変えることを「負けた」と感じがちなようです。また、妻に「もっと短くお説教すればいいのに」と言われると、まるで自分が責められているように感じるのです。夫に対しては、さらっと、子どものフォローをしておくだけで充分でしょう。   

  • ポピー公式HPトップ
  • ポピー子育ておうえん隊
  • 幼児向け連動動画
  • 高校入試情報
  • ポピっこアプリ紹介
  • 公益財団法人 日本教材文化研究財団