親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス

2017.12.01

嫌なことがあると弱い者にあたるとき

親の気持ちや考えが伝わる言い方

何かが思いどおりにいかなかったり、学校で嫌なことがあったりすると、妹やおばあちゃんに嫌なことを言ったり、叩いたりしてしまう。親としては、気持ちのもっていきようがないのはわかるけれど、弱い者にあたって気持ちを発散させるのは、やめさせたいですね。
大人になるとともに落ち着いて対処できるようになるものですが、嫌な気持ちを他人に向けて吐きだす前に、たとえば友だちとケンカしたことがイライラの原因なら、まずはケンカしてしまった自分にも悪いところはなかったのかを考えられるように、声かけしてみましょう。そして、子どもがこれからどうしたらいいのか、一緒に考えてあげましょう。
子どもがいわば「やつあたり」をしようとするときこそ、親は、子どもの気持ちを他に逸らして終わらせないように、しっかり受けとめてあげられるといいですね。子ども自身も、嫌なことであっても逃げずに向き合うほうがいいことは、わかっているものです。

何があったの?

子どもの様子を見て何かあったのだろうと気づいたら、率直に聞いてみましょう。学校の先生などから話を聞いていたら、遠まわしにではなく、「学校でお友だちとケンカになっちゃったの?」などと聞けばいいのです。小さな子どものうちは、親が自分の気持ちを理解してくれている、というだけで安心し、落ち着くものです。言いたくなさそうなら、無理に聞きださなくても大丈夫。「大好きだよ」とぎゅっと抱きしめて、背中をさすってあげるだけで、子どもの心は解決に向かってくれるでしょう。                    

くやしいね かなしかったね

下手な慰めや、解決法の提案よりも、気持ちに寄り添う言葉のほうが子どもの気持ちをすっとさせる力があります。そうして寄り添ったあとで、「もう一度、やってみる?」「明日は、○○ちゃんと仲よくできそうかな」などとさりげなく再トライの提案をしてみてください。

叩かれたら、痛いよね

あたった先の祖母や妹の気持ちを、親が代弁して伝えてあげることで、子どもは、相手の立場に立つということを理解できるかもしれません。

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