親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス
2017.12.01
贈り物を考え直してほしいとき
親の気持ちや考えが伝わる言い方
お母さんのお誕生日。小さなときは、お手紙や手作りの工作を贈ってくれていたのが、大きくなってきたら、「お小遣いでプレゼントを買ってあげる」と言ってくれる。それは、「もっと喜ばせたい」という気持ちが育ってきたからで、いいことですね。ただ、まだ小さいのだから、お金で物を買うのではない気持ちの表現をしてほしい、という親の願いもあるのではないでしょうか。せっかくの気持ちを否定するのではなく、じょうずに「こういうプレゼントだったら、もっとうれしい」と伝えてみてもいいですね。お手紙や工作のような「作品」から一歩進んで、お母さんが使ってうれしい物―例えば、鍋つかみ、ブックカバーなど、家にある材料で簡単に手作りできるものがあります。食事の後片づけや買い物などのお手伝いも、助かりますね。相手のことを思う気持ちは、相手のために自分の力を発揮して働くことで伝わるのだ、と教えてあげてください。
お母さん、○○がほしいから、いっしょに作ってくれる?
ストレートに、こんな頼み方をしてみてもいいのです。鍋つかみやブックカバーなどの作り方を教えることができたり、「できた!」といううれしさをいっしょに味わうことができたりするのも、親にとっては子どもからのプレゼントですね。
あなたが働く姿を見ていると、お母さんはうれしい
大好きな母親のために働く姿が、なによりのプレゼントなのだ、と伝えましょう。その言葉を聞いて、子どもは自分もうれしくなるはずです。そのうれしさが、大人になって「社会のために働く」喜びを求める気持ちになるでしょう。
大きくなって、プレゼントを買ってくれるのを楽しみにしているね!
相手にしてあげられることには、人生のステージによってステップがあります。いつか、いまの「何か買ってあげたい」という気持ちを無理なく実現できる日がくることを、親子で楽しみにしてください。
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