親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス

2017.12.01

自分で決められないとき

親の気持ちや考えが伝わる言い方

家族でレストランに行ったとき、みんなはメニューを決めたのに、子どもが「まだ決まらない」「カレーにしてもいい?」などとずっと迷っていると、「どうしてぱっと決められないの?」と気になってしまいますね。親といっしょにいるときだけでなく、友だちと遊んでいるときも「なわとび、しない?」と言われたら「○○ちゃんが決めて」とか「私はどっちでもいいよ」などと、人を頼りにしている様子。ますます、「大丈夫かしら」と気になります。自分のことはきちんと自分で決められる子になってほしいときは、どうしたらいいのでしょう。
そもそも、「決める」とはむずかしいことです。進学先などを決めるむずかしさは誰でも納得できるでしょうが、もっとささやかな「今日のランチ、何にしよう」などでも、大のおとなでも、結構真剣に迷うもの。だから、子どもが迷ってもあたりまえ、失敗は練習のチャンス、と割り切ってみましょう。子どものうちは、迷いながらでも自分で決める練習を重ねればいいのです。親が見守っていて、子どもが自分で決めたことへの自信をもてるような声かけができるともっといいですね。

お母さんには、あなたの食べたいものはわからないよ

メニューを「カレーにしてもいい?」などと自分で決めようとしないとき、「いいよ」と許可を出すのをあえてやめてみてもいいのです。「いいかどうかは、自分で考えてごらん」と様子を見てみましょう。いつまでも待っていないで、「決められないなら、みんなの分を先に注文するからね」と時間で区切るのも、ときには必要です。            

じゃあそうしようね

子どもが「シチューがいい」と言ったなら、親は「そうしよう」としっかり受けとめてください。せっかく子どもが決めたのに、「やっぱりカレーがいいんじゃない」なんてひっくり返しては、子どもはがっかりします。自分で決め、「シチューにしてよかった!」とおいしく食べられるといいですね。

○○と××、どっちにする?

いろいろある選択肢からは選べなくても、二者択一なら選べるかもしれません。例えば「夜ごはんなにがいい?」だと「わかんない」という返事かもしれませんが、「夜ごはん、カレーとシチューとどっちがいい?」だと、「シチューがいい!」と決められそうですね。

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