親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス

2017.11.28

いい子を演じているのが気になるとき

親の気持ちや考えが伝わる言い方

家でも学校でも、聞き分けがよくがんばりやさん。親としては安心だけれど、「我慢させているのではないか」と心配になることもありますね。時には、親がそう仕向けているのでは?と、不安になることもあるでしょう。ただ、子どもはいつだって、大好きな親、特にお母さんの期待に応えたいと願っています。そして、親はもちろん、子どもがいい子であってほしいと期待します。その期待と願いは、どちらも愛情に基づいているのだから、かけがえのない気持ちです。また、その期待と願いがあるから、子どもはどんどん成長していけるのです。よほど我慢している様子が見られるなら別ですが、「いい子すぎて心配」程度なら、そのまままるごと、その子の個性として受け入れてあげましょう。「いい子だから好き」ではなく、「いい子でありたいとがんばるあなたが好き」という気持ちでいてあげてください。

ほんとはお母さんもね……

親が周囲に対して「いい人」であろうと我慢していると、その様子を敏感に感じ取って、子どもも「いい子であらねばならない」「お母さんを悲しませてはいけない」とがんばりすぎてしまうかもしれません。少しダメなお母さんの姿を見せてあげるのも手です。子ども相手に真剣にお菓子の大きさを比べる。洗濯ものを取り落として全部泥だらけにしちゃったことを子どもに報告して大笑いする。ダメな部分ってかわいいんだな、人を安心させるんだな、と気づかせてあげましょう。            

いつもちゃんとしようとしていて、 がんばってるね

素直に、子どもの努力を認めてあげることも大切です。「お母さんはちゃんとわかってくれている」と安心できれば、もうそれだけでどんな我慢も我慢ではなくなります。「弟のおもちゃの後片づけ、気がついてくれてありがとう」「あなたはしっかりしているから、お母さん助かるわ」。そういう言葉がさらに子どもをしばるのでは、などと心配する必要はありません。

無理してない?

率直に、親が心配していることを伝えてもいいのです。返事がはっきりしているにしろ、「うーん」などと濁しているにしろ、親がわかってくれていることが伝われば、それだけで十分です。     

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