親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス

2017.11.24

あげあしとりをしてしまうとき

親の気持ちや考えが伝わる言い方

お父さんが話しているとき、「お父さんって、昨日も同じこと言ってた」と先回りしてしまう。お母さんに「これ、どういう意味?」と聞いておきながら、答えると「知ってた」などと言う。お兄ちゃんがねぼうして急いで支度しているときに、「またねぼうしてる」と言ったりする。本人に悪気はないのはわかっているけれど、言葉尻を捉えられたり、批判的な言い方をされたりすると、言われたほうは不快になるものです。そういう言い方をしないように伝えるには、どうしたらいいでしょうか。「そんなこと、言わないのよ」とその場で叱っても、本人に悪気がない分、意味が通じないかもしれません。しかし、子どもの成長に応じて、思ったことをそのまま言ってはいけない場合があることを、少しずつ伝えていきましょう。気がつきやすい感受性の高い子どもだからこその癖なのだから、叱るのではなく、相手がいやな気持ちになるから、気がついたことでも口に出さないようにすることの大切さを伝えるのです

言われたほうは、いやな気持ちになるのよ

相手がどう感じるかを、教えてください。ねぼうして急いでいるときに、追いうちをかけるようなことを言われると、言っているあなたに腹が立つものだよ、など。「同じことを言われたら、どう思う?」と聞くのは、おすすめしません。低学年ではまだ、相手の立場に自分を置き替えるのは、むずかしい年齢です。         

みんな、わかっていても、言わないことがたくさんあるんだよ

大人も同じように、気がついても言わないでいることがたくさんあるものです。「あなただけが気がついているのではないよ」と教えているうちに、「気がつく」と「口に出す」ことの違いがわかるようになるといいですね。

今の言葉は、言わないほうがよかったね

その場で、その言葉がなぜよくなかったかを具体的に説明することを、繰り返しましょう。漠然とした総論では、子どもには伝わりません。  
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